ケニア・ロッジサファリ 【Aberdare】
アンボセリを後にして、私達は、またまたナイロビまで一旦戻り、次の目的地のアバーディア国立公園に向います。
この国立公園は、かなり高地にあって、森の奥へ奥へと入った所にあります。
道行く子供達も、毛糸の帽子を被ったり、厚手のジャンパーを着ていて、ケニアとは言えかなり気温の下がる場所。
今夜1泊するロッジは、『The Ark』。
この国立公園は、一風変わっていて、他の国立公園のように車で動物を探して周る事はできないんです。
ロッジは、野生動物を観察できるように設計されていて、宿泊客はロッジの中から、現れる動物達を観察する…と、言う趣向になっているんです。
1泊分だけの荷物を持って、ロッジに到着。
(私、旅行記をブログに書く…なんてことを当時考えていなかったので、ロッジの写真撮ってなかった…。説明だけじゃ分らないと思うんですけど、ご勘弁を。)
野生動物達を、自然な形で観察する為に、木の上に観察所を作ったのが始まり…と、聞いています。
このロッジの前には、水場があり、又、塩を含んだ特別な土が撒かれてあって、これを食べる為に色々な動物達が現れるんです。
私達が、宿泊した日の主な訪問者は、バッファローの群れと象の一群。
象の家族が仲良く塩をなめてます↓
と~っても運が良ければ、黒豹やサイもやって来るそうです。
(ライオンは、いないそうです。他の国立公園に移動させているんですって)
お部屋は、とってもシンプルで小さく、山小屋のような造りなんですけど、うちの主人は『僕、このロッジ大好き!!』と、事の他お気に召したご様子。
ちょっと、秘密基地みたいでワクワクするんだそうです。
部屋には、ブザーがついていて、珍しい動物が現れると知らせてくれます。
夜遅くまで、動物達を観察できるロビーで、のんびり過ごし、ブザーが鳴る事を祈りつつ眠りにつきました。
だけど、残念ながら、この夜はブザーが鳴ることはなく…。
でも、夜中に外で音がするので、部屋の窓から覗いてみると、象がのっしのっしと、すぐ下を歩いて行きました。
野生動物を追うのではなく、野生動物達の生活の中にちょっとお邪魔した感じがして、このロッジでの滞在は楽しかったです。
余談ですけど、このロッジのお食事、とっても美味しかったんです。
今回のアフリカでの滞在中で、一番ゆっくりと味わって美味しく頂きました。
他のロッジは、全てビュッフェなんですけど、ここは、コースみたいな形で出てきます。
ケニア旅行で、少し時間の余裕のある方に、ぜひ、お薦めしたいロッジです。
つづく