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イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

イスラエルからヨルダンへ 正しい(?)国境の超え方

翌朝、荷物を背負ってエルサレムのバスセンターに戻り、予約してあった「エルサレム10:00発 エイラートEilat行きNo.444のバス」で、ヨルダンとの国境の町、紅海を臨むエイラートに移動。

 

イスラエルの長距離バスを利用するなら、3日前には予約を入れておいた方が良いようです。

イスラエルのバスの情報は、こちらのHP をどうぞ。

特に、エルサレムエイラート便はいつも満席で、予約のない乗客は乗れなかったり、

4時間半立ちっぱなしだったりしました。

 

ここで、ちょっとイスラエルとヨルダンの国境の越え方について、私の知っている範囲で書いてみたいと思います。下の地図を御参照下さい。↓

         map 2

 この地図に(大体の)国境の位置を示しました。

ちなみに赤いラインが私達のアンマンまでの往路、青いラインが復路です。

 

イスラエルからヨルダンへ、陸路で出入りできる国境は3つあります。

国境1:北のShikh Hussein/Jordan Bridge border crossing

→この国境を、本当は私も越えたかったのですが、ガイドブック『Lonely planet』の情報を見て断念。

ガイドブックの記載には「もっとも行き来の少ない国境」とあったんです。

ってことは、移動手段(ミニバス等)を見つけるのに苦労するのかも・・・と心配で。

ネットでここの国境を越えた旅行者の情報を探してみましたが見つからず、ここを越えるのは断念しました。

 

 国境2:エルサレムに最も近いKing Hussein/Allenby Bridge border crossing

エルサレムとヨルダンの首都アンマンを直線で結んでいるこの国境を越えるのが、旅行者には一番便利ですね。

でも、この国境では『ヨルダンVISAは取れません』と、ガイドブックに書いてありました。

そして、ここで国境を越えた旅行者の情報を見ると『国境を越えるのに5時間かかった』とか『入国審査がとても厳しくて大変だった』とか、とにかく簡単には通れそうにない雰囲気。

私達、旅行の日程には余裕がありましたので、嫌な思いしたくないしな・・・と、

この国境を通るのも断念。

 

 国境3:南のWadi Araba/Yitzhak Rabin border Crossing

エイラートからヨルダンアカバに入るこの国境は、ガイドブックやネットでの情報を見る限り比較的スムーズなようなので、私達は行きも帰りも(大回りするルートですが)この国境を越えました。

イスラエルからヨルダンの国境越えで何かしらトラブルがあるかも・・・と、思っていたんだけど何の問題もなく、簡単に通過できました。

詳しくは、後ほど書かきます。

 

さてここで、今後、もしかしたらイスラエルからヨルダンに入るかもしれない旅行者

(あまりいないと思うんですけども)への情報です。

私も出発前にインターネットで色々調べてみたのですが、情報が少し混乱しているようなので・・・。

 

 

【日本人のヨルダン入国VISAについて】

私達日本人は、ヨルダン入国の為のVISAが必要なのか不要なのか・・・???

私の今回の旅行では「不要」でした。

エイラートアカバ間の国境で、パスポートを見せると、「日本人はVISAはいらないよ。そっちの人は?イタリア人?じゃぁ、横の窓口でVISA取って」と、言われました。

それで、イタリア人の主人だけVISAをその場で取得(無料)

でもね。ヨルダンVISAを取らずに、国境2のキング・フセイン橋の国境を越えようとした日本人旅行者が「ヨルダンVISAがないからヨルダンへは入国できない!!」と言われて酷い目にあった・・・なんて体験談もネットで読みましたので十分ご注意下さいね。

国境2のキング・フセイン橋で国境越えを考えているなら、念の為に(保険だと思って)ヨルダンVISAを事前に取っておいた方が良いかもしれません。

 

 

イスラエルの入国スタンプについて】

近隣諸国と対立しているイスラエル。このイスラエルの入国スタンプをパスポートに押されてしまうと入国できなくなってしまう国がいくつかあります。

私の知る限り、シリアとレバノンは駄目みたいです。

でも、ヨルダンは問題ありません。

私達、イスラエル入国の際にドカンとスタンプ押されちゃいましたけど、問題なく国境を越えました。

両国間を越えられる国境があるんだから、当然と言えば当然ですよね。

 

さて、エルサレムのバス・センター3階から、エイラート行きのバスに乗り込みます。

市街地を抜け、少し走るとエルサレムの郊外には荒涼とした大地が広がっています。

羊の群れやベドウィンの昔ながらの住居であるテントを見るにつけ、ここも同じイスラエルなのか・・・と、驚かされます。

こんな景色こそ、イエス・キリストの遠い時代から、あまり変わっていない風景なのかもしれませんね。

1時間ほどすると、左手に死海、右手にマサダの要塞で有名な険しい岩山を見ながらバスは南に向かって走ります。

車窓からの眺めもなかなか素晴らしく、4時間半(トイレ休憩1回)のドライブも楽しめました。

エイラートのバスターミナルから国境までは、メータータクシーで移動31KSH(約800円)。

 

イスラエル側の国境はこんな感じです↓  

         ヨルダン ボーダー

 

まずは、イスラエルの出国手続き。

 

①セキュリティーチェック

②出国税の支払い90.5KSH(約2,400円高い!)

③パスポート・コントロール

④出国

 

そして、150m程歩いてヨルダン側へヨルダンでの入国手続き。

①セキュリティーチェック

②ヨルダンVISAの取得(日本人は不要とのこと)

③パスポート・コントロール

④(必要なら)両替

⑤入国

 

 

さて、国境を出ようとすると警備の人に呼び止められて「待て」と言われました。

素直に待っていると、どこかに電話しています。

すぐに現れたのは、この国境警備員の知人の白タク。「このタクシーに乗れ!」と言われます。

アカバまでの料金を尋ねると「10JDだ」との事。

ガイドブックの適正価格の倍です。むむむ・・・ぼる気だな!でも、銃で撃たれたら嫌なので大人しく従う事にしました。

 

しかも、「この男は警察官だ、一緒に町まで乗せて行ってくれ」と、見知らぬ人も同乗。

利用できる旅行者は、とにかく利用されます。この国では

アカバの町では、翌日のアンマン行きのバスを予約する為に、JETT BUSのオフィスでタクシーを降りました。

イスラエルもヨルダンも早目にバスの予約を入れておいた方が良いようです。

そこから、大きなバックパックを背負って巨大な国旗の立つ広場まで20分程の距離を歩きました。

アカバは、美しい紅海を臨むヨルダンのリゾート地。

 

街中のビーチはこんな感じ↓  

              ヨルダン アカバ中心地のビーチ

 

このビーチで泳いでいるのは、子供達だけでした。

女性達は、黒装束でビーチに座ってますけど、こんな街中のビーチで水着になって泳ぐ女性っているんだろうか?

イスラムの国ですからね、アカバの町中のビーチは女性の水着禁止なんだと思います。

多分、プライベートビーチのあるホテルでないと水着では泳げないはず。

プライベートビーチのあるホテル→『Kempinski hotel aqaba

 

アカバの安宿に泊まって、水着で泳ぐならSouth beachまで行く事をお勧めします。

私達は町の中心から少し離れたSouth beachに宿を取っていたので、巨大な国旗の立つ広場前の交差点で待機しているミニバスに乗りました(1人1JD=約130円)。

ミニバスで20分程です。

この辺りまで来るとさんご礁も綺麗です。

 

夕暮れのビーチで、暫しのんびりとくつろぐ私達。

対岸はエジプトです。     ヨルダン アカバ ビーチの夕焼け

 

 

ここ、アカバでのホテルは、Booking.com で予約を入れた「Darna Village

1泊朝食付ツイン1室32JD(1JD=約130円)。

新しいホテルで、立地条件も良く料金的にもとても満足の行くホテルでした。

このアカバには、旅の後半に再度戻って来るので、詳しくはその時に・・・。

 

 

次は、ヨルダンの首都アンマンに向かいます。

『ヨルダンでローマ遺跡 ジェラシュ(Jerash)観光』につづく