行っチャオ!海外!

イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

ヨルダン・アカバでシュノーケリング!紅海は美しい・・・

さて、翌日はWadi rumの砂漠地帯から、紅海のビーチリゾート「アカバ(Aqaba)」へ移動します。

私の持っているガイドブックには、ワディ・ラムからアカバへの移動方法は、

「数本のミニバスがある。始発は08:30」とだけ書かれていまして、情報が不十分でしたが、ホテルのフロントに尋ねると「アカバ行きのミニバスはたくさん走ってますよ」とのことで安心しました。

でもね、ヨルダンのミニバスには「時刻表」と言えるものはないんです。

ミニバスが概ね満席になったら出発・・・なので、乗客次第なんですね。

しかもね、満席の状態で出発することも多いから、途中から乗れると言う保証はないわけです。

『Bait Ali』のホテルのオーナーさんが親切にスタッフの男の子をひとり私達がミニバスに乗れるようにつけてくれました。

このスタッフの男の子が、私達をミニバスの通る幹線道路まで送ってくれ、ミニバスが来るのを一緒に待ってくれて、行き先を確認してくれて・・・と、お世話してくれました。

 

道端で待つこと30分程でミニバスが来たのですが、このミニバスはアカバには行かないそうなんです。

でも、このミニバスでDesert highwayの分岐点まで行けばアカバ行きのバスも通るだろう・・・ってことで、ひとまず乗る事に(1人1JD)。

丁度、スペイン人6人の観光客グループがこのミニバスに乗ってまして、彼らもアカバに行くと言うので、Desert highwayからは1台の車を8人でシェアしました。

ヨルダンでは、観光客を見つけて白タクに早代わりするドライバーが結構います。

この時は、乗り合わせたスペイン人が値段交渉してくれて、1人5JDでアカバの街まで移動しました。

 

アカバは、イスラエルからヨルダンに入った時にも立ち寄った街。

ヨルダンの中で、一番のんびりした雰囲気があり、気候も暖かく、道行く人も「Welcome!」とにこやかでヨルダンの中ではとっても居心地の良い街です。

 

再び、アカバのSouth beachにミニバスで移動し、前回と同じホテル『Darna village』 にチェックインしました。

このホテルはBooking.com のサイトから予約。

1泊ツインルーム朝食付32JD。

2泊しましたが、とにかくビーチの目の前で立地条件が良く、施設も新しくて快適でした。

トイレの水が流れなかったり、シャワーのお湯が出なかったり・・・って事はありましたが、ヨルダンでは珍しい事ではないので、そのあたりは許容範囲と目をつぶりましょう

ホテルのスタッフが、もう少し親切だったら、本当に居心地の良いお勧めのホテルなんですけどね。

まぁ、アラブの国って多分どこも同じような(若干傲慢な)対応なんだと思います。

     ヨルダン アカバ ホテル プール  ヨルダン アカバ ホテル  

       ヨルダン     アカバ ホテル 外   ヨルダン アカバ ホテル バス  

私が次回アカバのSouth beachで泊まるなら・・・

ここのホテルかな?ビーチの前でロケーションは良くて価格もお手頃。

Sun aqaba hotel』宿泊者レヴューが良ければおススメ。

 

私、大昔にこの紅海でダイビングのライセンスを取った経験があるんです。

その時は、エジプトのハルガタと言う町でしたが、紅海の美しさにびっくり!!

中東のこんな海の底でこんなに美しいさんご礁を見られるなんて想像もしていませんでした。

ダイビングのライセンスを思いつきで取ることにしたのですが、あれは本当~に記憶に残る素晴らしい体験でした

それで、今回もあの素晴らしい海にもう一度潜りたい!と、思っていたのですが・・・。

出発前にヨルダンでダイビングをした方々のコメントをチェックしてみると

「むむむ・・・同じ紅海でもヨルダン側はイマイチなのかな?」と、思うようになり、

今回はダイビングは断念してシュノーケリングだけにしました。

※ダイビングやスノーケリングを楽しむなら、やっぱりエジプトのシャル・エム・シェイクが一番おススメです。

 

1月上旬のアカバ、どのくらいの気候かと言うと・・・。

そうね・・・日本の6月初めくらいかな?暖かいのは暖かいのですが、泳ぐにはまだ早い。

しかも、私達の滞在中は風がものすごく強くて、ビーチに(厚着して)座っているのも結構寒かったんですが、ここまで来て海に入らずには帰れない!と、覚悟を決めて海に入りました

ビーチを観察していると、ダイビングボートがビーチから泳いでも行けるような距離に停まっていて、この周辺はダイビングポイントでもあるようですね。

「よし、海の色が変わるあの辺りまで行ってみよう!」と目星をつけて、気合を入れて海に入りました。

     ヨルダン 紅海

海の水は、なんとか泳げる程度に暖かく、泳ぎ始めるとすぐにソフト・コーラルが海底を埋め尽くしています。

ビーチから80m程は遠浅になっていて水深1m程度。

そこから先は急に深くなっているのですが、ここまで来ると美しいさんご礁の群生が見られます。

カラフルな魚もたくさん♪

シュノーケリングでこれだけ楽しめれば、わざわざ重いタンクを背負って潜る必要もないかな?

「きゃ~綺麗♪でも、寒くてたまら~ん」と、心の中で叫びながら30分程紅海の美しいさんご礁の海を楽しみ、早々に陸に戻りました。

ブルブルブル・・

寒かったけど、頑張って海に入ってよかった。

 

アカバでの滞在中、1度だけ街の中心地に食事に出ました。(ミニバスで片道1人1JD)

食事の前に、Ar-Razi通りで2~3軒お土産屋さんを覗いてみたのですが、あぁ、素敵・・・。

私好みのベドウィンの首飾りや銀製品がたくさんあり、目をランランと輝かせて物色。

でもね、お値段を聞いて撃沈。

良いな・・・と思うものは大体100JD~200JD。

せっかくここまで来たのだから、旅の記念になるものを買って帰りたい!とは思うんだけど、本当~の所の価値の分からないものに13,000円~26,000円なんて出せないなぁ・・・(自分で稼いだお金でもないし・・・)って事で断念。

値段交渉難しいしね…大体言い値の半分くらいまで交渉しなくちゃいけないと分かってはいるんだけど、初めの言い値を聞いた時点で戦意喪失。

「そんなにフッカケルお店では買いません!!」なんて思ってしまうから駄目ですね。

そんなわけで、今回の旅行では、ポストカード以外何も買えませんでした。

 

ミニバスの運転手さんに「お勧めのレストランはありますか?」と、尋ねたら『アリババ』と言うレストランを教えてくれたので行ってみることに。

場所は、レストランの多いRaghandan通りをかなり上った右手です。

私は、ミックスケバブを頂きましたが、ヨルダンではお肉がとってもジューシーだなぁ・・・と、感じました。特にラム肉が美味しい!

スープ×2/メインの肉料理×2/コーラ/ノンアルコールビール×2で、本日の夕食19JD。

 

アカバのSouth beachでは、のんびりとビーチで2日間過ごしたんですが、

主人はひとりジョギングに出まして、サウジアラビアとの国境まで走って来たそうです。

国境が思ったより近くにあって驚いたと言っていました。

           ビーチの夕暮れ↓  

           ヨルダン アカバ ビーチ 夕暮れ

 

エジプトに沈んだ夕日↓

           ヨルダン アカバ 夕日

 

さて、ここアカバから再びイスラエルへ戻るんだけど、ホテルのフロントに尋ねると

国境までのタクシー20JDとのこと。

むむむ・・・それは、ちと高くないですかい?15JD以下が妥当な線だと思いますが。

って事で、私達自力でミニバスとタクシーを乗り継いで国境まで移動する事にしました。

出発の朝、ミニバスを待ってホテルの前の幹線道路に立っていると、1台のポンコツ車が止まり「どこへ行くんだ?」と聞いて来ました。

ひとまず「アカバの中心まで」と言うと「じゃぁ、(ふたり分)4JDで」と言うので乗せてもらいました。

車の中で、「これからどこに行くんだ」と聞かれたので「国境まで行くんだけど、10JDで行ってもらえないか?」

と交渉してみたら「OK」とのこと。

それで、ホテルの前から国境まで10JDで問題なく移動できました。

 

 

さて、ヨルダンでの出国手続きですが、出国税の1人5JDは、ドルやユーロでは払えません。

ディナールを綺麗さっぱり使い果たしてしまった私達は急いで国境の両替所へ。

【ヨルダン側の出国手続き】

①セキュリティーチェック ②出国税5JDを払う ③パスポートコントロール

イスラエル側の入国手続き】 ①セキュリティーチェック ②パスポートコントロール 

イスラエルへの入国のパスポートコントロールでは、少し質問されたり書類の提示を求められたりしました。

「同伴者との関係」「旅の目的」「帰りの航空券の予約が証明できるものの提示」

「私のイタリアでの滞在許可証の提示」など。でも、ものの5分で終了。

そして、イスラエルへ入国。

国境を出ようとしたら・・・タクシーに呼び止められました。

私:「バスセンターまで行くんだけど、メーターですか?」

運転手:「もちろん、メーターだよ」

しか~し、このタクシーにボラれちゃったんですよ~。

バスセンターまで、30NIS前後だと思っていたのですが、降りる直前に運転手がメーターのボタンを押して「50NIS=約1300円だ」って言うんですよ。

「なんで?」って言うと「国境の中から乗ったから特別料金がかかるんだ!これは法律だ!」ですって。

歩いて10歩で国境を出られたのに、それで20NIS(=約500円)追加料金取るんですって。

金額は小さいけど、後味悪いったらないんですけど

さて、ここから再び予約してあった10:00発No.444 エイラートエルサレム行きのバスで、この旅の最後の目的地『マサダ』に向かいます。

 

 

『悲劇の要塞マサダ死海でプカプカ』につづく