十字軍に思いを馳せる 【オールドタウン】
本日は、オールドタウンのあるロードス島の中心部について書きたいと思いますっ。
ロードス島中心部の地図↓
このロードス島の中心とも言えるオールドタウンは、大昔はギリシャの小さな街だったそうなのですが、15世紀頃から十字軍の主要な要塞として発展したんだそうです。
世界史の中では何度も出てくる十字軍、一体何していたのかと言うと… 聖地エルサレムを守る為に異教徒と戦い、エルサレムへ向かう巡礼者を保護し、異教徒から色々と強奪したりしてたんですね。
最後の方になると、ほとんど強盗が本業になっちゃった・・・なんて話はここではどうでも良いのですが、この十字軍にとってロードス島はヨーロッパからエルサレムに向かう航路の重要な拠点になっていたそうで、良好な港を中心に頑強な城壁で守られた要塞が作られ、これが今日オールドタウンと呼ばれています。
このオールドタウンの中でも、一番の見所となっているのが『The grand masters palace』。
立派な「騎士団長の屋敷」は、見学するのに1時間以上は必要です。
本当~に立派なお屋敷で、お屋敷と言うよりお城に見えます。
だけど、この騎士団長のお屋敷、実はかなり新しい。
築70年くらい。しかも、rebuilt by Italians イタリア統治時代にイタリア人によって復元されたものです。
これ↓騎士団長の屋敷
ツーリストインフォメーションでもらった情報によりますと・・・
なになに・・・もともとは7世紀にギリシャの要塞として建てられたものを十字軍が騎士団長の屋敷として再建し、1522年にこの地がトルコの支配に入るとその役目を失い、
いく度かの地震により荒廃した。
後に、900名の犠牲者を出した教会の地下倉庫に保管されていた爆薬の爆発で完全に崩壊した。
その後、1935年から1940年にかけてイタリアによって再建された。
なーんだ、そんなことか。どの程度忠実に(イタリア人によって)再現されたかは説明になかったので分りません。
お屋敷の中はとっても広くて、美しいモザイクが広間や廊下を彩っています。
この騎士団長のお屋敷の中には、ギリシャの長い歴史を垣間見れるミュージアムもあります。
(別料金 確か一人3ユーロ)
あまり展示物は多くはないんだけど、陶器などの出土品や大理石の彫刻など、ギリシャらしい展示物が見られます(写真撮影不可)。
騎士団長のお屋敷は新しいものですが、オールドタウンの城壁などは15世紀の十字軍時代に建てられたもので当時の雰囲気が十分残っています。
人通りの少ない夜にお散歩したりすると、馬に乗った騎士がカッポカッポと通り過ぎて行きそうな空気が今でも感じられます。
ここは ↓城壁の中の中心部。たくさんお土産屋さんやレストランが並んでいます。
ちょっとお土産屋さんの通りをはずれて、迷路のような小道を歩くのも楽しいです。
雰囲気的には、エルサレムの城壁の中にもちょっと似てる。
私達が、ここで3泊したのは『Hotel Venus 』。(朝なしツイン1室40ユーロ)
オールドタウンにも歩いて15分程で行けて、ビーチにも近く(徒歩2分)、お手頃なホテル!って事で決めたのですが、正直、あまり居心地は良くなかった・・・。
写真でみると綺麗なんだけど、実際はとっても古めかしい。
場所は、上の地図上のBudgetレンタカーの辺り。
オールドタウンの近くで快適なホテルを探すなら・・・やっぱり1泊80ユーロくらいは覚悟した方が良さそうです。
できれば、部屋から海が臨めると良いなぁ~
水平線に沈む夕日が格別に美しいです。
今回、宿泊はできなかったんだけど、次回、ロードスに滞在する事があったら、私はこのホテル に泊まってみたい。
ビーチに面していて、こんな夕日がバルコニーからも見えるホテルです。
ビーチよりオールドタウンの中での宿泊を希望している人にはこのホテル→「Saint Michel 」をおススメ。
私もこの築800年の古びたホテルに泊まってみたかったんだけど・・・。丁度満室でした。残念。1泊70€~
ちょっと予算に余裕があるなら、こんな素敵なホテルでの宿泊は良い思い出になること間違いなし!
騎士団長の館の近くで、歴史的な建物が並ぶエリア。
1泊150€~ 宿泊客の評判も大変良いホテル。
ここでは、私達昼間はオールドタウンの中を歩き周り、夕方4時頃からビーチで泳ぎ、美しい夕日を眺めて、
夜はギリシャ料理を美味しく頂き、ヨットハーバーとオールドタウンの夜の散歩を楽しみ夜中にホテルに戻って眠る。と言うパターンを繰り返しました。
上の地図上で『ビーチ』って書いた辺りには、たくさんビーチパラソルが並んでいます。
ロードス島内の他のビーチと比べると、ちょっと風が強くて波も高いかな??
日光浴だけならこの辺りのビーチでも十分楽しめます。
さぁ、翌日からはレンタカーを借りてロードス島内を観光しつつ、シュノーケリングが楽しめそうなビーチを
探して移動です。
そのお話を次回