行っチャオ!海外!

イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

行っチャオ!モロッコ! 【準備編】

「なに贅沢言ってんだっ」って、怒られちゃうかもしれませんけど、

イタリアなんかに住んでいると、段々ヨーロッパ的な美に鈍感になっちゃうものでして・・・。

素敵な教会にも、美しい田園風景にも、可愛いカフェの並ぶ街角にも、特に心が反応しなくなってしまった最近の私。

どんなに美しい風景も、日常になってしまうと有難味も無くなってしまうものです。

何か、もっと違うものが見たい・・・。違う刺激がほしい・・・。

そんな訳で、今回私達が選んだ旅行先はモロッコ。

エキゾチックな国モロッコには昔から「一度行ってみたい!」と思っていたので、食あたりを恐れる主人を、今回は「サハラ砂漠」と言う餌で釣って、9日間のモロッコ旅行に行って来ました♪

今回の私達のルートは・・・  

                         Morocco-Map.gif

 

RYANAIRでイタリアからフェズへ

フェズからマラケシュまでは列車で一気に移動

マラケシュからサハラ砂漠の入り口『M'HAMID』と言う町までローカルバスで移動

砂漠からの帰りに映画「アラビアのロレンス」で有名になった『Ait benhaddou』に立ち寄り

再びマラケシュマラケシュからイタリアへ

 

モロッコは、バスの路線も結構充実しているらしく「それ程難易度は高くないかな??」と思っていたんだけど・・・。予想に反して結構手強かったです~。

何が手強いって・・・モロッコ人が本当に手強い

昔、かれこれ17年くらい前になりますが、アフリカの国々を1人でほとんど周ったと言うニュージーランド人の男性が言っていた言葉は本当だったなぁ~と、改めて思い知らされました。

「アフリカで一番難しいのはモロッコ人」ってその人は言っていたんですけど、納得だわぁ

2年前に行ったヨルダンイスラエルでアラブの傲慢さに辟易した私ですが、モロッコはさらにパワーアップした国でした。

 

大人だけじゃなくて、小学校高学年くらいの子供がうるさい。頼んでもいないのに強引について来て、「ガイド代!ガイド代!」ってしつこいのなんのって・・・。

旅行者を食い物にする国はた~くさんありますが、モロッコはその代表格かも。

インドと良い勝負かしらね~

ここでは、日本的なお行儀の良さは仇になりますからね、頑張って言い切っちゃいましょう!

「着いて来るな!!!」「お金は払わない!!!」「半額で十分だ!!」「要らない物は要らないっ!!!!」などなど・・・。

悪い人達ばかりでもなさそうなんですけどね、悲しいかなお金を持ってる旅行者には、下心一杯の人しか寄って来ないのも事実。

 

出発前に、モロッコ旅行の予習としてモロッコでロケをした映画「バベル」 を主人と一緒にみたんですけど・・・。

感想:「見るんじゃなかった・・・」

アメリカ人カップルがモロッコを旅行中、モロッコ人の少年のライフルで撃たれちゃうんですけど、救急車は来ないし、モロッコの小さな村で「そんな応急処置、今の時代有り得ないだろ」って言うような応急処置を受け・・・ケイト・ブランシェットの苦痛に歪んだ顔しか印象に残らなくて・・・。

(旦那役はブラッド・ピット 菊池凛子ちゃんがこの映画で有名になりました)

「Fabcinoさん、私、モロッコ行くの怖いかも・・・」「・・・僕も・・・」ってな訳で、私と主人のテンションも出発を目前にしてダダ下がり。

しかも、日本人の方のブログを読んでいたら、モロッコでローカルバスの事故にあってしまい、救急車も来ないので自力で病院に行き、顔の手術を受け、バス会社に苦情の電話をした所

「神のお決めになる事だから」と相手にされなかったという体験談を読んでしまって再び青ざめる私

(怖がりのFabcinoには、この話は内緒にしておこう・・・「僕、やっぱり行かない」なんて今更言われても困るし)

どうなる??私達のモロッコ旅行??かな~り不安を抱えての出発と相成りました。

 

無事に事故なく戻れますように・・・それだけを願いつつ、行ってまいります。

 

『迷路の町フェズ 2泊3日』につづく