行っチャオ!海外!

イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

マラケシュからサハラ砂漠を目指す

フェズで2泊し、朝8:50(だったと思う)のマラケシュ行きの列車に乗る為にタクシーで移動。

フェズからマラケシュまでは列車で8時間。

うわ~、長いなぁ…。私達がモロッコを訪れた10月後半は、暑さも和らいでエアコンは特に必要ない気候だったので、2等車両でも特に不自由は感じませんでしたが、真夏にモロッコを旅する方は2等車両でもエアコンがちゃんと利くのかどうかキップを買う前に確認した方が良いかと思われます。

 

マラケシュに到着すると、出口が2つ。

列車の先頭車両の先に建つのがマラケシュ駅への出口。

途中にあるのが、『Supra tours 』と言うバス会社への出口。

この『Supra tour 』は、都市間を結ぶ長距離バスの会社みたいで、私達はここで翌日朝8:30発のワルザザード行きのチケットを買いました。

マラケシュ→ワルザザードの便は1日2便 8:30と15:00だったと思う(ちょっと不確かですが)

※HPはあるけど、フランス語だけみたい・・・でも、英語が分ればなんとか行く先と発着時間くらいは理解できそう。

長距離バスのバスターミナルは、他の場所にもあるのですが、このバス会社のバスはちょっと料金が高い代わりに停車駅が少ない(目的地までほとんど停まらない)ので、早くて車両も他のバスに比べると新しくて綺麗です。

 

マラケシュの駅から、宿泊先の『Riad Dar Balthazar 』までは、タクシーで移動。

「Dal-el bacha」でタクシーを降りて、徒歩2分。

ここも自力でRiadに到着。

子供がしつこく道案内について来ますが、「No,Thank you」の一点張り。

子供の道案内が必要ない時は、目的地を子供達に教えないで、もし、誰かに道を聞きたいならその辺のお店の人に尋ねることをお勧めします。

 

マラケシュで私達が滞在した『Riad Dar Balthazar 』。

豪華さはないですが、静かで落ち着ける素敵なリアドです。

       リアド 中庭   

          リアド スタンダード          

 この日1泊は、スタンダードの部屋に泊まりました。1泊朝食付 ツイン1室: 50ユーロ ホテルの情報はこちら

お部屋もバスルーム(シャワーのみ)も小さいけど、中庭が見渡せて趣のある部屋でした。

ああ、私もこんな癒される中庭のある家に住みたいなぁ~

 

 

この日は、マラケシュのフナ広場まで散歩して、屋台でモロッコのスープを頂いてみました。

感想:「美味しいわけではない」

このスープは、トマト味で中に豆とか小さなパスタが入っています。

ラマダンの後に食べる定番のスープなんですって。

後日、何度か同じスープを頂きましたが、その時は結構美味しかったので、選んだ屋台が悪かったかな??

 

フナ広場はすんごくエネルギッシュな所で歩いているだけでも楽しかったです♪

オレンジジュース(1杯4DH=約40円)の屋台やシーフードの屋台、肉料理やスープの屋台、エスカルゴの屋台、色々な屋台がたくさん並んでいて呼び込みが強引ですんごい。

       フナ広場 ジューススタンド

       フナ広場

       フナ広場 夕日

他にも色んな物を売っている人達がいて、へナで刺青(?)してくれる女性達や、へび使いや猿使い・・・。

歌っている人に踊っている人。

とにかく、人人人で広い広場もごったがえしています。

 

翌日、タクシーを拾って再びマラケシュの鉄道駅へ。

「Supra tours」08:30発ワルザザード行きのバスの発車を待ちます。(1人80DH)

モロッコでは、バスに乗せる荷物は別料金みたいで、大体バックパック1つで10DHくらい払います。

Supra tourでは、荷物のチェックインの場所があって、そこに荷物を持って行ってお金を払い、荷物にシールを貼ってもらいました。

 

マラケシュからサハラへの道程については、色んな方達の旅行記を読んで覚悟をしてはいたんだけど、いや~、本当に遠かった~&大変だった~

アトラス山脈を越えるクネクネ道は『薬』なしには越えられなかったですね。

乗り物に弱い私は前もって酔い止めの薬を飲んでいたので平気でしたが、他の乗客の皆さんは、前の席で〇ロ、後ろの席でゲ〇ゲ〇…。

気持ちをしっかり持っていないと、私ももらいゲ〇をしてしまいそう・・・助けて~。

 

だけど、バスの車窓からの景色はすっごく美しくて、モロッコの自然の美しさに驚かされました。大昔、この辺りは海底だったそうで、地形がとっても面白い。

     アトラス1

     アトラス

 

ベルベル人の住む小さな町や集落を通過。

5時間程(トイレ休憩1回)で、ワルザザードに到着。

この日の内にサハラ砂漠の玄関口ムハミド『M'Hamid』と言う町まで行きたかった私達は、バスターミナルでワルザザードからM’Hamidまでのバスを探します。

幸い1時間後のバスがあったので、15:00のバスに再び乗り込みました。

 

そして、真っ暗になった頃、ようやく目指すM'Hamidに到着。

この日の移動は、本当に長くてハードだったな~

サハラ砂漠では、自力で観光はできないので、どこかの旅行会社のサハラツアーに乗っからなくてはいけません。

私達は、サハラ砂漠でまるまる2日間をとってたっぷりサハラを堪能したかったので、M'Hamidにある旅行会社にお願いする事にしました。

が、これは結果から言うと失敗でした。

本当はね、マラケシュから『Sahara expedition 』という会社の安い3泊4日ツアーに参加するつもりだったんですよ。

でも、出発前夜にネットでモロッコ旅行の最終チェックをしていたFabcinoさんが、

「ここの旅行会社、評価がすごく低いよ」って言い出しまして…。

そうなの、Tripadvisorでの評価も低いし、検索すると「ひどいツアー」とか「やめた方がいい!」とか・・・

そんな感想が多いみたいなのよね・・・。

でも、3泊4日でマラケシュからサハラまで、途中の観光もついて1人125ユーロ(5人グループが集まれば)は安いんじゃない?!?!と、頑張ってみたのですが…

「却下」されてしまいました

 

 

それで、急遽予定を変更してTripadvisorの評価の良かった『Arib voyage』と言う旅行会社に電話をし、その夜はこの旅行会社の宿泊所で1泊し、翌日からキャメルツアー1日と4×4ツアー1日を2人で350ユーロ(約38,000円)でお願いしたんだけど・・・。

想像していたのとは、かなり違うサハラ砂漠でのツアーになってしまったのでした。

 

こんなに苦労して、サハラ砂漠の入口まで自力で来た意味なかったなぁ~・・・。

サハラ砂漠2泊3日ツアー』につづく