美しき☆ロワール地方 3泊4日 その1
フランスを車で走っていて感じること・・・
この国って、山がないっ !!!
もちろん、スイス寄りやアルプス山脈寄りには素晴らしい山々がそびえ立っているんだと思うんですけど、今回わたし達が移動した場所には、山が全くないんですっ!!
どこまでも続くなだらかな丘陵地帯。
ちょっとパリの郊外に出ただけで、こんな↑北海道のような景色が広がっています。
なので、トンネルなんてないし、坂道もない。
高速道路は、どこまでもほぼ真っ直ぐ・・・。
車線も3車線あって、路肩も広いし。
高速道路での事故、少ないんじゃないかしら?この国。
そんな訳で、スイスイスイッとロワール地方のアンボイスと言う町に到着。
私達がこの日から3泊したのは、アンボイスの町から車で15分程離れた郊外にあるホテル。
家族経営の小さなホテルです。
英語はあまり通じませんが、親切で感じの良いホテル。
お部屋はこんな感じ↓
パンとコーヒーの簡単な朝食が含まれてダブル1室60ユーロ。
駐車場は、ホテルの前の路肩ですが、山道みたいな人も車もあまり通らない道なので、問題なし。
周りには何もないんですけど、ロワールのお城を車で周るには結構便利です。
人気のシュノンソー城に比較的近いホテル。
ロワール地方で観光をするなら、個人的にはアンボイスの町での宿泊をお勧め。
アンボイスの町自体味があって可愛いし、アンボイス城とル・クロ・リュセ城にも歩いて行けます。
アンボイスの町を流れるロワール川の岸辺の散歩も素敵です。
もし、車での移動でなかったら・・・
私はこのホテルに泊まりたい → 『Le Clos d'Amboise 』 。
(お城…ではないけど素敵な邸宅/アンボイスの観光地には楽勝で徒歩圏/評判が良い/駅までは1KMちょっと)
翌朝、朝食を食べていると、初老のオーナーらしき人が「今日はどこに行く??」と、聞いてきました。
ロワールのお城を周ると答えると「アンボイスのツーリストオフィスに行け」「チケットの割引がある」って片言の英語で教えてくれました。
それで、そのアドバイスに従って、アンボイス城の近くにあるツーリストオフィスに行ってみることに。
ツーリストオフィスでは、お城のリストと地図をくれて、行きたいお城を伝えると割引チケットを販売してくれます。
(でも、この割引チケット、特定のお城3つを周るといくらか割引になるだけなので、私達はほぼ割引に該当しませんでした。)
リストに載っているお城だけでもざっと20くらいのお城があるようで、どのお城を訪れるかは、ちょっと頭を悩ます所です。
でも、お城ばっかりたくさん観てもね・・・入場料もバカにならないし、だんだんお城にも飽きてしまうものなので、
私達が、選んだお城は4つ。
①ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたル・クロ・リュセ 13.5ユーロ
②シュノンソー城 10.50ユーロ
③ランジェ城 8.50ユーロ
④シャンボール城 9.50ユーロ
まずは、一番近いル・クロ・リュッセ城へ。
アンボイスのツーリストオフィスから歩いて行けます。
フランス王フランソワ1世の招きを受けて、ダ・ヴィンチがフランスで3年間暮らしたお城です。
お城って言うか・・・大きなお屋敷みたいな感じ。
ここは、ダ・ヴィンチの寝室。
この寝室の窓からは、王の住まうアンボイス城が見えます。
一説には、このお城とアンボイス城は地下の通路でつながっていて、王がダ・ヴィンチに会いにこのお城を訪れていたとか。
ダ・ヴィンチは、この寝室で王に見守られながら67歳で亡くなったとも言われています。
お城のキッチン。
このお城の地下では、ダ・ヴィンチが残した設計図を元に作られた発明品の数々を見る事ができます。
これは、ダ・ヴィンチが設計した自転車と車↓
本当に、レオナルド・ダ・ヴィンチって天才だわぁ~。
500年前に生きた人物とはとても思えない・・・。
広い庭にも、ダ・ヴィンチの発明品が展示されていて、実際に動かしたり使ったりする事ができます。
次に、私達が向かったのはシュノンソー城 。
ここは、代々の城主が女性だったので、「6人の女の城」とも呼ばれているそうです。
なんとも優雅で美しいお城です。
ロワールのお城は、郊外にある事が多いので、1日に周れるのはせいぜい2つくらい。
この日の観光はこれにて終了。
フランスでは、お店やスーパーでお惣菜を買い込んで景色の良い場所で食べる事が多かったんです。
フランスのパンやお菓子ってなんでこんなに美味しいんだろう
フランスのパン屋さん お菓子も美しい♪
この日のピクニック・ディナー↓
美味しいバケットにチーズとサラダ。
それにお惣菜のテリーヌに果物のタルト。
美しいアンボイス城を眺めながら、穏やかに流れるロワール川に座っての夕食。
あ~、フランスってなんて美しくて美味しいんだろうぉ
幸せっ
翌日もロワール地方を周ります。
つづく