シャルムでシュノーケリング① ≪@ Naama bay≫
私、20年くらい前にここエジプトでダイビングのライセンスを取ったんです。
その後は、オーストラリアのグレートバリアリーフと沖縄の慶良間で何本か潜って、
最後に潜ったのは石垣島の近くの小浜島で、あれは確かもう10年も前の話。
せっかくシャルム・エル・シェイクまで来たのだから、ダイビングしてみたら?ってFabcinoさんが言ってくれたので、私もすっかりその気になったんですけど・・・
10年もブランクがあると、どうなんだろう?
出発前にインターネットでレギュレーターのセットの仕方とか、初歩的な事を復習はしてみたんだけど。
それでダイビングについて、宿泊しているホテルの隣にあるSainai dive clubに行って聞いてみることに。
このダイビングショップは、日本人のインストラクターが数人いて、日本人ダイバー御用達みたいです。
ショップに入ると、日本人のスタッフが2人いて、私の質問に答えてくれました。
やっぱり、ブランクがある場合リフレッシュのコースを受けないといけないらしい。
ビーチから2本リフレッシュで基礎的な事を復習して、その後チェックダイブも必要との事。う~ん・・・どうしよう?私の様ななんちゃってダイバーは、また次回いつ潜れるか分からないし・・・。
ひとまず、今日はホテルのビーチでシュノーケリングしてみて考えようって事になって、ホテルのビーチへ移動。
マリオットのビーチはNaama bayの真ん中辺りに位置していて、バナナボートとかグラスボートとかウィンドサーフィンとか色んな楽しみ方ができるんですけど、おかげでかなり騒々しい。
ビーチのサンベッドに寝ていると、ひっきりなしに動き回るボートの排気ガスの匂いにちょっと気分が悪くなります。
私の調べた所では、このマリオットのビーチを含めるNaama bayでサンゴ礁をみたいなら、Naama bayの端っこまで泳がないといけない。
マリオットからは距離にして300mくらいかな?
では、Naama bayの端を目指して泳ぎま~す。
マリオットのビーチ付近は、サンゴ礁はちょこちょこしかなくて、海水もかなり濁ってますが、カラフルな魚達は結構泳いでます。
こんな、クマノミの仲間なんかも見れます。
エイ≪Bluespotted stingray≫も珍しくないくらい見ることができます。
さらに、さらに泳ぐとだんだんサンゴ礁が綺麗になってきて、
Naama bayの端っこ辺りは、感動するくらい綺麗っ!
この辺りは観光客が海に入らずに珊瑚を楽しむ為のグラスボートがひっきりなしに来るんです。サンゴ礁も美しいし、色んなお魚がいます。
ライオンフィッシュ
これもライオンフィッシュの仲間?
これ、なんだと思います?
≪Slate pencil sea urchin≫ ウニですって。
Fabcinoさんはこの辺りをとっても気に入って、何時間も泳いでいましたが、
私にはこの距離はちょっときつかった・・・。
美しいサンゴ礁にたどり着くまで一苦労。
日頃の運動不足と、波酔いと、低体温でかなり気分が悪いんですけど・・・
(紅海、場所によって結構水温が低いです)
なので、私はホテルのビーチに戻ってサンベッドで休憩。
ホテルのバーで1Lボトルの水を買ったんですけど、いくらだと思います?
4ユーロですってよっ!(日本円で500円くらい)
夕暮れ前に戻って来たFabcinoに「何か特別なもの、見た?」って尋ねましたら、
主人は、ちょっともったいぶった感じで「まあね」と、答えまして。
「何を見たの?」って聞いたら、「すごく特別なものだよ」と、撮って来た写真を見せてくれました。
Fabcinoが見た特別なもの↓
≪Spotted eagle ray≫ 結構大きなエイです。
まじでっ?!?!こんな大物がビーチのシュノーケリングで見れるの???
驚いたな~。
でもね、私達、他にも後日大物に遭遇するんです。
その話は、もう少し後になります。
シャルム・エル・シェイク滞在中は、このNaama bayのビーチで何度も泳ぎましたが、サンゴ礁も綺麗だし、魚の種類の多さでは大満足でした。
このホテル↓の前にすっごく綺麗なサンゴ礁が広がっています。
Moevenpick Resort Sharm El Sheikh
ちょっと宿泊料金高めだけど、このホテルのプライベートビーチのサンゴ礁は結構すごい!
Fabcinoがエイに遭遇したのもこのホテルのビーチの近く。
静かで評判も良いホテル。
マリオットでの夕食を終えて、ホテルの近くのスーパーマーケットで飲み物を調達した後、ちょっとした事件がありました。
5分程の距離をホテルに向かって歩いていたら、ラクダのタクシーの営業に会いまして。
「どこから来たんだ?」
「ラクダに乗らないか?」
「触ってみろ」
「写真を撮れ」
って本当~にしつこく付きまとわれたんです。
「ノーサンキュウ」って断り続けたんだけど、本当にしつこくて。
で、根負けしたFabcino が「ok, photo(分かったよ、写真)」って言ったのかと私が勘違いしてしまって写真を1枚撮ったんです。
そしたら、キャメル・ドライバーが豹変しましてね。
「金を払え!10ユーロだ!」
その場を立ち去ろうとするFabcinoの胸倉を掴んで「金を出せ」って脅し始めたんです。
この人たちも、ちゃんと計算していて、大通りでも人通りがない場所を選んでいるんですね。
それで、私、お腹に力を入れて怒鳴りましたの。
「手を離せ!」「金は払わない!」
それでも、すごい形相でFabcinoに金を出せと迫るので、最終手段。
「警察を呼んで!誰か!警察!」
自慢にはならないんだけど、私、声がめちゃめちゃ響くんです。
それで、ちょっと遠くにいる人たちがこちらに気づき、通りかかったタクシーが停まって、「何してんだ?!」と。
キャメル・ドライバーが苦々しげに私を睨みつけて
fuck !って捨て台詞を残して立ち去ったので
その後ろ姿に向かって、倍の音量でFUCK ! YOU !
・・・次に偶然このキャメル・ドライバーに出くわしたら、私、きっと刺されるわぁ・・・
清く正しい旅行者の皆さんは、どうぞこんな事になりませんように。
エジプト人は、人懐っこい顔で話しかけて来て、お金の話になると豹変しますんで、
無視するか、日本語で返事をするか、とにかく絶対相手をしないでやり過ごすのが一番賢い対処法ですね。
(この後、Fabcinoさんから「なんで写真なんか撮ったんだ?!」と叱られ、ついでに短気を起こすなとお小言を頂戴しました。)
すいません。
あ~、またアラブ人相手にバトってしまったなぁ・・・
やっぱり、アラブは苦手だわぁ・・・私。