べネツィアのカーニバル♪《2014》
イタリアで暮らし始めて今年で7年になりますが、
世界的にも有名なイタリアを代表する(?)あのお祭に、今まで行った事がなかったんです。
そう、『豪華絢爛☆ベネツィアのカーニバル』
いつかは行ける…って思っていると、なかなか実際行かないものですよね。
Fabcinoなんて、ここに暮らして50年になろうかと言うのに、一度も行ったことがないそうで。
この日曜日、珍しくうちの主人が「最高の天気だ!ベネツィアのカーニバルに行こう!」って言い出しまして。
毎年、2月頃に約2週間開催されるんですけど、今年の開催期間は2月15日から3月4日。
最後の週末がフィナーレで「仮装コンテスト」も開かれて一番盛り上がるみたいです。
カーニバルの情報はこちらをどうぞ(英/伊語)。
数年前に、義理妹のケティがベネツィアのカーニバルに出かけて、あまりの人の多さに帰りの列車に乗れず、ホテルも満室で、結局一晩島から出れずにベネツィアの街を歩き周って過ごしたって話を聞いていたので、今日中に戻れなかったらどうしようかと・・・不安を抱えながらべネツィアに列車で到着。
駅を出ると、さすがに今日は特に観光客が多い!!
いつものベネツィアの…そうねェ…10倍くらいの人口密度です。
駅からサン・マルコ広場に向かう道は、所々こんな状態。
すれ違う観光客も、お面を着けたり、顔にペインティングをしたりしてお祭りに参加してます。子供たちも仮装して楽しそう♪
お店に並ぶお面
お土産品もカーニバル仕様。
本格的な仮装をしたマスケラの皆さんは、大体サン・マルコ広場におられます。
観光客の写真撮影にポージングしたりして、快く応えてくれます。
プロ並みに立派なカメラを構える人達の多い中で、私達はコンパクトカメラでの撮影だったので、あまり良い写真もなくて非常に残念なんですけど、ベネツィアのカーニバルの雰囲気を少しお伝えできれば嬉しいです。
きれいな女性(限定)を腕に抱いて記念撮影に応じるこんな役得のマスケラさんも・・・。
こちらは、多分貸衣装で参加のカップル。観光客も即席で仮装できるんです。
こちらの方はタイタニックがテーマ↓発想が面白い。
カメラマンのニーズを心得たマスケラさん達は、背景に観光客が写りこまない場所を選んでポージングしてくれます。
一番人垣ができていて、この日一番人気だったマスケラさん↓
Fabcinoさんはこの写真がお気に入りらしい ↓
本日の私のベストショット ↓
結構好きな1枚 ↓ 撮影 Fabcino
本日のべネツィアはとにかく大変な混雑でした。
帰りの列車に乗れるんだろうかと、気が気でない私。
「あ~、楽しかったね~♪」
「列車に乗れないと困るから、そろそろ駅にもどろうか」
「だめだめ、僕はベネツィアから遠くに見える雪の山脈を見てから帰る!!」
「こんな快晴の素晴らしいお天気なんて滅多にないんだから!」
さすが今を生きるイタリア人。列車の心配なんて全くしていないご様子。
「・・・」
言い出したら聞かないイタリア人の主人ですからね、仕方なくお伴することに。
それで、ベネツィアの中でも観光客はあまり行かないエリアを歩く事に。
こんな生活感あふれるベネツィアもまた良いものです♪
お目当ての雪の山脈が遠くに見えます。
「気が済んだなら、駅に向かいますよ」
乗りたい(私達にとっての)最終列車の1本前に間に合う時間に駅に到着したんですが、やっぱりすごい混雑。
出発ホームに行くと・・・ お巡りさんが「もう、満員でこの列車には乗れません」と。
ほ~ら、そんなことだろうと思った!!
次を逃すと帰れないので1時間ホームで列車を待って、なんとか無事に家に帰り着けました。
週末のベネツィアのカーニバルに行かれる方は、乗りたい列車の30分以上前にホームで並んで列車を待たないと乗り損ねちゃいますのでご注意を。
フィナーレの週末は…もっと混雑するんだと思います。
ちなみに、一生に1度ヴェネツィアのカーニバルで最高の写真を撮りたい!!って方は、フィナーレの週末、雨の降っていない早朝日の出の時刻にサン・マルコ広場のゴンドラ乗り場辺りで張り込むと良い写真が撮れるみたいですよ。
気合いの入ったカメラマンの為に、マスケラさん達が観光客のまだ少ない早朝に、写真撮影の為にスタンバイしてくれるそうです。
※ホテルの人や詳しい人に情報をご確認下さい。
カーニバルの時期は、ホテルも早い内に満室になるので、早めの予約は必須。
カーニバルを楽しむなら、やっぱりサン・マルコ広場に近いこんなホテルが便利。
ベネツィア島内で宿泊できない場合は、ひとつ前の「Venezia mestre」駅周辺で宿泊すると良いかもしれません。
ここのホテルは、「Venezia mestre」駅前で便利だし、宿泊料金もベネツィア島内より安い。
ヴェネツィア空港からのバスはここにも停車するので、色んな意味でアクセスが良いです。
ヴェネツィアへはバスか列車で10分程の距離(約7㎞)。
いざとなったら、ベネツィアから歩いて橋を渡ってホテルに戻る事も可能です。
1時間半かかりますけど。
ベネツィアのカーニバルでは、色んな(有料)イベントも開催されているみたいです。
情報はこちら。
衣装の貸し出しを利用して仮装に参加するのも楽しそう。
再来週の3月9日は、私の小さな町でも盛大にカーニバルのお祭が開かれます。
カーニバルと共にイタリアにも待ちに待った春がやってきます~
それでは、今日はこの辺で。
Ciao