春のイタリア旅行④ローマ&ヴァチカン市国 パート2
さて、翌日ローマ観光2日目。
この日のメインイベントは、ヴァチカンのミサに出ることなんだそうです。
サン・ピエトロ広場にたくさん椅子が並んでいたのは、あれは、ミサの為??
私達は、朝8時にホテルを出発するように言われていたんだけど、ドンとジャンニ達4名は、朝の5時から場所取りの為にサン・ピエトロでスタンバイ。
「ありがとう、私達の為に席を確保してくれるのね」
で、女性人とぐうたらな2名の男性(Fabcinoを含む)が、サン・ピエトロ広場に到着した8時半にはセキュリティーには長い列が・・・。
広場に入場して、携帯電話で男性陣がどこにいるのか確認すると・・・。
この人達、椅子に座らず柵の所で場所取り中。えっ?!椅子、なかったの??
「いいんだよ、ここで。パパ(法王)がこの前を通るんだから!全て予定通り!」
・・・え~っと・・・私だけ、椅子に座ってもよろしゅうございますか??
とは言えない気の小さい私。
サン・ピエトロ大聖堂の広場でのミサ↓写真はネットから拝借
ミサの始まる頃にはこの広場が超満杯になります。
一応、入場整理券みたいなものが事前に配られるみたいで、紙の色によって入れる場所が決まっているみたいでしたけど、整理券がなくても広場には入れます。
ちなみに私達が持っていたのはブルーの紙。
仕方がないのでどんどん人が増えて、通勤ラッシュの電車の中状態の場所にじっと立ってパパのお出ましを待ちました。
1時間程待っていると、ミサがやっと始まる様子。
まずは、本日、このミサに参加しているグループの名前をそれぞれの言語で読み上げます。
イタリア語/ドイツ語/スペイン語/ポルトガル語/英語/ポーランド語/アラビア語
この7か国語だったんじゃないかと思うんだけど、ちょっと不確か。
日本は、英語で読み上げられて、この日は「サンタ・ソフィア」(上智大学かしら?違うかも)のグループがお見えでした。
この参加グループの読み上げは1時間続き、もう、私くたびれました~。
それから30分程待っていると、音楽が流れて・・・
「きゃ~♪パパ~!!」
アイドル並みの黄色い歓声。
パパは、カートに乗ってSPに警護されながら、広場の中を1周。
私達の2m前を通過。慌て過ぎてまともな写真が撮れてません。
「あぁ、なんてかわいい素敵なお方なんだろう」
何ていうのかしら、すっごく良い人オーラ放ってらっしゃいましたのよ、パパ・フランチェスコ。
すっかりファンになりました。
パパ・フランチェスコは、贅沢を嫌う大変謙虚なお人柄で、イタリア人の間でも大変好感度が高いんです。
そして、パパ・フランチェスコの法話を頂きます。
イタリア語でゆっくりとお話しされた内容を、とっても簡単に適当に理解した範囲で訳すと「今日は、イエス・キリストの養父であるサン・ヨセフの日です。
サン・ヨセフは、神の子を授かった聖マリアを妻とし、イエスを育てた。
今日は、全ての父親の日です。世界中のお父さんさん達にありがとう。父の日おめでとう」
そんな感じでした。
15分くらいのスピーチだったんですけど、訳があまりに適当で申し訳ない。
その後、パパ・フランチェスコの法話が約7か国語に訳され、最後は祈りの言葉(ラテン語)を皆さんが合唱してミサは終わりました。アーメン
あれ?この祈りの言葉って、あれですね、あれ。
私、5歳くらいの時に一時期日曜教会におやつ目当てで通っていたんですけど、
「天にまします 我らの父よ 願わくはみ名をあがめさせたまえ・・・」って言う、あれ(主の祈り)です。
結局、ミサが終わったのはお昼前。3時間立ちっぱなしで足が痛い~。
どう考えても椅子に座った方が賢かったと思うよ。
さて、これからどこに行くのか私は分からないんだけど、とにかくドンについて歩きます。本日はローマはストでして、メトロも乗れないので歩きです。
とにかく、ローマの街をひたすら歩く。
スペイン広場/トレビの泉/パンテオン・・・
10人のグループで歩くでしょ?
ドン・エリコについて歩いていると・・・他のイタリア人は遥か後ろをノロノロ ノロノロ ノロノロと歩いて来るわけですよ。
いつも、ドンと私が立ち止って他のメンバーを待つんだけど、
「さっさと歩かんかい!!」とは、誰も言わない。
この人達、文句は言わないんだけど、とにかくノロい!!!
そして、何か気になるものを見つけると暫し立ち止って呑気に眺める。
どこまでもマイペースな牛の群れと歩いている様な気分になります。
そして、フォロロマーノに到着。
入場券を買って見学することになったらしいんだけど、
入り口を入った辺りでこの牛の群れが動かなくなった。
少し進んでは止まり、また、少し進んでは止まり。
それで、私とFabcinoさんは、ちょっと100m位先に進んで説明を読みながら待っていたんですよ。で、振り返ったら・・・
そこに牛の群れはいなかった。
どこ行ったんだ????
フォロロマーノの遺跡の中を探すけど、いない。
どういう事???
それで、が携帯に電話したんですけどね。
「あぁ、僕らコロッセオの入り口にいるよ」って言うんですよ、牛たちが。
はああああ~?!
何ッですってぇぇ???
牛の群れは、知らない間に目的地を変更して移動してました。
ぬわんて勝手な奴らだっ!!!
あの牛どもめっ、私達を置いて勝手にコロッセオに行きおって!!!
一言声をかけるか、携帯で「コロッセオに行くよ」って言うぐらいのことがなぜできないィィ!!!
↑これが私の脳内
しかし、コロッセオ見学を終えた牛たちは言うんですよ
「Makicina、何でコロッセオ見なかったの?あなた、疲れてたのね。」
は、後で来るはずだったけど、疲れて歩けないのでコロッセオの見学はしなかった。
↑これが牛たちの脳内
・・・はい????・・・なんですって~?!?!?
気が付けば、私が疲れて歩けなかったって話にされていた・・・・。
何でも自分たちのよろしい様に解釈するのがここの人達。
この後は、ローマの郊外にドンの運転するミニバンで移動してこんな夕食↓
まさに田舎の料理って感じの手打ちパスタ。
私が以前作ったできそこないの餃子の皮にお味が似てました。
夜中の1時にやっとホテルに戻って就寝。