サントリーニ島6日目☆アクロティリ遺跡とビーチ
翌日も快晴
ペリッサのビーチでレンタカーを借りて、まずはアクロティリ遺跡に向かいます。
アクロティリ遺跡は、今回の旅行で行ったクレタ島のクノッソス宮殿とほぼ同じ時期に栄えたミノア文明の遺跡。
紀元前1,500年頃に起った火山の爆発の前、ここには高度に発達した文明があり、町が形成されていました。
この遺跡からは価値の高い装飾品等は発掘されておらず、また、ポンペイの遺跡の様に逃げ遅れた住民の遺骨等も発掘されていない事から、度重なる地震等で火山の噴火を予知したこの町の人々は、噴火前にこの島を逃げ出したのだろうとみられています。
この火山の噴火により、3,500年間このアクロティリの町は石と火山灰に50m程埋もれて眠っていました。
1870年にフランスの考古学者のチームがこの遺跡の発掘を始め、1974年から本格的に発掘され一部が公開されています。
公開されている遺跡の模型↓
一部と言うのは、今現在発掘されているのは町の一部で、3,500年前のアクロティリの町はもっと大きかったと考えられているからです。
この遺跡は、建物で囲まれているので、天候に左右される事なく見学が可能。
登ったり下りたりすることも無いので楽に遺跡観光できます。ありがたい~。
入場料は、他の博物館2つと遺跡1つ全部で4か所周れる共通チケットで一人14€。
※4日間有効
それでは、3,500年前の町にタイムトリップ!
う~ん、さすがにここまで古いと想像力が全然追いつかない・・・。
この遺跡はエーゲ海周辺の遺跡の中では大変保存状態の良い遺跡なんだそうです。
3,500年前ですからねっ!イタリアのポンペイの遺跡だって2,000年弱ですから。
日本の邪馬台国が・・・1800年位前。
・・・3,500年前の古代文明の偉大さは・・・あまりに昔で正直なかなか実感しにくい。
建物は3階建てまであったんですって。
たくさんの壺が発見された家↑
上から遺跡を見るだけじゃなくて、途中町の小さな広場や通りをちょっと歩く事もできます。
1時間もあれば十分見学できる大きさ。
遺跡だけではイメージし難いので、アクロティリの遺跡からの出土品も合わせてご覧ください。
※出土品は全てフィラの博物館で見たものです。この遺跡では出土品の展示はしていません。
ミノア文明の遺跡や出土品はクレタ島とサントリーニ島でしか見られない珍しいものなので、サントリーニ島に来たならぜひ!
全然遺跡に興味がないと面白い所ではないですが・・・。
このアクロティリ遺跡の前にはバス停があってフィラからのバスが走っています。
フィラからバスで20~30分。
さて、このアクロティリの遺跡の近くには『レッド・ビーチ』と呼ばれる有名なビーチがあるんです。
遺跡からも歩いて行ける距離。
駐車場に車を停めて赤いビーチを目指して歩きます。
結構起伏のある細い道を、岩を上ったり下ったりしながらトレッキング感覚で歩くと・・・
レッド・ビーチに到着。
観光客がたくさん泳いだり、甲羅干ししたりしています。
あぁ、日差しがギラギラと強すぎる・・・。
このビーチ、昼間は日影が全くないです。
ココで泳ぎたい人は、お店もトイレも何もないので最低限水だけは持って行きましょう。
私達は、途中で買ったスイカとオレンジを食べて早々に退散。
一旦ホテルに戻って主人は日課のジョギングに。
私はビーチでゴロリ。
7時頃から再び車を走らせてサントリーニでは人気の夕日ポイントである灯台へ。
結構観光客が来てましたけど、夕日は色んな所で見れるのでわざわざ灯台まで来なくても良いかな?
しかも、この日は生憎のうす曇り。
水平線に沈む太陽は見られませんでした。
この灯台からホテルに戻る道にトリップアドバイザーで人気のタベルナがあるので、夕食を頂きに立ち寄りしました。
窓側の席からは、遠くフィラの夜景も見えるタベルナです。
新鮮なシーフードが食べられる!と、楽しみにして来たのだけど。
キノコのスープ↑ ナスにチーズを挟んで焼いたお料理↑
シーフードパスタ↑ イカにチーズを詰めて焼いたお料理↑
う~ん。
確かに素材は新鮮なんだと思うんだけど、お料理になると美味しさ半減。
私のキノコのスープは牛乳にちょっと味が付いたスープにきのこが浮かんでいるレベル。
このスープを飲んだ時に「あぁ、外してしまったなぁ」と。
チーズもイカも私は大好きなので、イカにチーズの詰めた料理がどんな美味しい一品になるのかと期待したんだけど・・・。
このコンビネーションはやっぱりキツイ。
主人のパスタも残念なお味だったそうで。
多分、新鮮な魚介類のグリルをシンプルに頂くなら美味しいタベルナなんだと思います。
翌日は、ティラの遺跡で私が死にそうな思いをしたお話。
つづく