ペルー旅行記②リマ観光
ボンジョールノ♪
さて、リマの歴史地区に宿泊してペルーの首都リマの観光です。
とは言っても、私達あまりリマの観光に気合が入っている訳でも無く、細かいリサーチもしていなかったのでかなり適当な観光です。
ホテルから歴史地区の大通りを歩き・・・
アルマス広場に到着。
美しい広場です↓。写真の正面に写るのが南米最古の大聖堂。
征服者「フランシスコ・ピサロ」がこの大聖堂をこの地に建てた当時は、大変小さな教会だったものを、何度も拡張工事を行って今の姿に至るそうです。
地下のカタコンベや教会所蔵の美術品等を見学する事もできます。
悪名高い征服者ピサロの棺もこの大聖堂に納められているんです。
この方の遺体には体中に色々な古傷があったそうで、征服者として上り詰めるまでにどれほどの闘いを生き抜いて来たのかが察せられます。
同じスペイン人に「最後の審判でその罪の重さを思い知る事になる」とまで言わしめた残酷さですが、スペインでは英雄として紙幣の顔にもなっていたとか。
一方ペルーではスペインから贈られたピサロの銅像の設置に反対する人も多く、評価は思わしくない様ですが・・・。
左側に続く大司教宮殿↓見学との共通券で30ソル。
大変豪華な宮殿です。
あまりスペイン征服後の歴史的建造物に興味の持てない私達でしたが、大変興味深く見学したのが「サン・ドミンゴ教会・修道院」↓
回廊の美しい修道院を見学していると、あれ?私、スペインに来てしまったんだっけ?と、錯覚してしまいます。
この教会には、ペルーでは大変有名なサンタ・ロサとサント・フライ・マルティンと言う2大聖人が祀られているんです。
見学料金は、教会の塔にも登って1人10ソル。
塔から眺めたリマの町↓。あまり綺麗ではないかなぁ・・・。
さて、お昼を過ぎたので楽しみにしているペルー料理を頂きます♪
歴史地区で評判の良いレストランって、一体どこにあるんだろう?
私達は、一応トリップアドバイザーで下調べした「コンドル・ブルー」ってレストランに行ってみました。
お目当ては、ペルーに来た日本人旅行者の皆さんが「美味しい!」と絶賛する「セビーチェ」💛
ペルーではランチに食べられるらしいんですが、魚のマリネの様な1品。
こちらです↓
ペルーでは、サービスで「ピスコ・サワー」やコーンを揚げたおつまみを出してくれるレストランが多いんです。
ピスコはブドウの蒸留酒で、これにレモンの果汁や卵白等くわえた甘いカクテルがピスコ・サワー。
結構強いお酒ですが美味しい~♪
待望のセビーチェはどうだったかと言うと・・・なんかちょっと水っぽい感じ?
味がボケてて「お醤油下さ~い」って言ってしまいそうな・・・。
う~ん、私、絶対好きなはずなのに・・・おかしい。
選んだレストランが悪かったのかな?
すぐに飽きてしまって半分くらい残してしまいました。
主人は、レモネードと魚のスープをオーダー。二人で50ソルのランチでした。
昼食の後はタクシー15ソル払って博物館に向かいます。
『ペルー国立考古学・人類学・歴史博物館』
この博物館、大変興味深かったです♪1人30ソル
高校生が課外授業で大勢来てました。
遺跡から運ばれて来たこんな石柱の絵柄が面白~い。
ちょっと日本の鬼瓦にも通じるものがある様な無い様な・・・。
ちょっと拡大してみましょうか。
ペルーでは、天空のコンドル/地上のピューマ/地底の蛇が神聖視されていて、それらを象った陶器などが見られます。
特にピューマは人気。猫にしか見えませんけども・・・。
いや~、絵柄が本当~にユニーク!
独特なセンスだわぁ。
展示品がユーモラスで面白すぎる(^◇^)。
こちら↓は死後埋葬されたミイラ。
膝を抱えて座った姿勢で何重にも布で巻かれていて、陶器など色々な副葬品と共にお墓に埋葬されていたそうです。
ミイラの埋葬に使われた布には色々な意味が込められていたそうで、遺体に一番近い布は特別な布だったんですって。ペルーのテキスタイルの技術は本当に素晴らしい♪
いや~、この博物館本当に面白かった。
閉館時間の5時になったので、追い出される様に博物館を後にして、次の目的地まで歩きます。
途中で「Cafe Gochi」と言う日本風カフェを発見。
これに激しく反応したのは私じゃなくて主人のFabcinoさん。
「そば」と言う名の「うどん」をオーダー。
私 「私にも一口下さいな」
主人「自分でオーダーしなさい」
1杯のうどんをめぐってもめる夫婦。貧乏臭くて嫌ですね~。
結局、2杯うどんを注文してデザートのケーキも主人が食べて40ソル(約1500円くらい)でした。
ここのオーナーさんは沖縄出身の方なのかな?日本人2世/3世さんかな?ちょっとわかりませんが、お味はちゃんと日本のうどんでした♪
私達が徒歩でやって来た次の目的地は「ラファエル・ラルコ・エレラ博物館」。
もう、6時前ですがこの博物館夜の10時まで開いているんです。
ペルーの考古学者…って言っても本業は農場経営で財を成した方が個人的に発掘+収集したコレクションを展示した博物館。1人30ソル。
展示品の質と量は大したものです。ペルーの博物館では1番人気(だと思う)。
博物館自体もお洒落な雰囲気で、宝石店の様に美しく展示品が並んでいます。
説明も数か国語あって、大変丁寧な作りの博物館。
日本語での説明書きのボードや表示もあるので、ひとつひとつ読んで行くと大変興味深いんです。
コレ↓この博物館を代表する展示物だそうです。
紀元前1世紀から紀元後8世紀頃のプレ・インカ時代のモチェ文化時代の壺。
この時代に頻繁に行われていた生贄の儀式を絵柄にしています。
当時、神に捧げる生贄は闘いによって決められ、相手の兜をとった者が勝者に。兜を取られた敗者は、縛られ儀式の行われる場所に連れて行かれたんだそうです。
神官や巫女が生贄の血を器に注いで神に捧げ、エルニーニョ現象などの天災を鎮めようとしたのだとか。
この博物館では、生贄の闘いには貴族の男性が選ばれた・・・と説明されていますが、近年生贄となって埋葬された遺体の詳しい調査により、実は遠方から連れて来られた捕虜だったのでは?と言う説も有力になっているそうです。
こんな展示物は、さすがのルーブルや大英博物館でも見られないので、じっくりひとつひとつ見て行っても飽きないですね。
当時のペルーでは、金と銀は同じ価値とみなされていたそうです。
銀装飾品↑ビックリするほど大きな鼻飾り。
こちらは、金の装飾品↓重そう~。
大満足の博物館見学でした♪リマのこの2つの博物館は絶対おススメ!
外に出ると、別棟に特別な展示物が・・・。
ちょっと露骨過ぎないのを選んで写真を撮ってきました。
当時は、性に開放的だったのかしら?
お子様にはお見せ出来ないような展示物がズラリと並んでいます。
博物館の出口には、素敵なレストランもあって、お土産屋さんもセンスが良くて素敵♪
歴史地区のホテルに戻るタクシーは、博物館で呼んでくれます。
一律20ソル。
翌日は、朝早いのでホテルに戻って就寝。
地上絵で有名なナスカに移動です。
つづく