ペルー旅行記③ナスカの地上絵

ボンジョールノ♪
ペルー旅行を手配してて初めて知ったんですけど、ペルーって結構大きな国なんですね。
日本の3.4倍だそうです。なので、移動にはそれなりに時間がかかります。
コチラ↓ペルー国内をリマから移動した時の移動時間が分かる地図。(飛行機とバス)

本日は、長距離バスでリマからナスカに移動です。
ペルーの長距離バスは大変充実していて、サービスも良いんです。
何社かバス会社がありますが、快適さ重視の外国人旅行者に人気なのが「Cruz del sur」社のバス。
私達もペルー国内の移動で3回利用しました。

 ちょっと料金の高い１階の席はリクライニングでゆったり座れる広々シート。

映画も見る事ができるし、軽食や飲み物のサービスも含まれています。
トイレもまずまず綺麗。

「Cruz del sur」社のリマのバスターミナルは２つあるみたいなので、予約の際には要確認です。
私達は、Lima [Javier Prado]のターミナルを利用。
歴史地区のホテルから20分位。タクシーは、ホテルの言い値の20ソル払いましたけど、あの距離なら交渉次第で10ソルで行けるんじゃないかと。

かなり立派なバスターミナル↑。預ける大きな荷物をチェックインしてバスに乗り込みます。
07.30リマ発15.00ナスカ着　1人102ソル。

車窓からの景色はこんな感じ↓

ペルーの美しい景色を楽しみにしていたんだけど、あまり美しい感じじゃなかったです。
ペルーって家があまり美しくないですね。この写真ではわかりませんけど、どの家も建設途中？って感じの未完成の家が断然多いんです。
１階部分が出来上がったら住み始めて、時間をかけて２階３階を作るのかしら？
ブログで読んだ話では、ペルーの法律では持ち主不明の土地に勝手に住み着いても、２年間住み続ければそこは自分の土地＆家になるとか。
そのせいかなぁ？いや、それにしても未完成の家が多すぎる。
そして、なんせゴミが凄い。放置ゴミが散乱しています。
あれ～、私の思い描いた美しいペルーはいったいどこに？

海岸線を外れると、そこは砂漠地帯。

途中で通過したイカの町の外れには「これぞ！オアシス！」って感じの美しいオアシスもあるんです。
ワカチナのオアシス↓写真はネットから拝借。

　　　　　

行ってみたかったんだけど、主人が興味がないと言うので断念。

そろそろ、ナスカの地上絵の中をバスは走り抜けるはずなんだけど・・・キョロキョロ。
あっ、セスナだ！この辺りは既にナスカの地上絵の中なんだわぁ♪　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コレ↓セスナ

私も明日の朝にはナスカの地上絵をセスナに乗って観よう！と思っているんです。
主人は興味無いんですって。「ナスカまで来て地上絵見ないで帰るとかアリなの？」
仕方ないので、主人の為に道路からナスカの地上絵が見れる展望台(ミラドール)に行こうとは思うんだけど、時間的に厳しいかも・・・等々考えている内にナスカのバスターミナルに到着！

まずは、歩いて３分程の本日のホテルに向かいます。
が、ここで既に客引きにつかまっっちゃった私。
「ナスカの地上絵！今から見ない？」と、客引きのおばちゃん。
「いやいや、明日の朝見る予定なんで。朝の方が綺麗に見えるらしいし」
「明日は靄がかかるかもしれないよ、今日はとっても綺麗に見えるって！本当は140＄だけど100＄にしとくわよ。」
う～ん・・・心の準備もできてないしなぁ。
「すぐに決めないと、今日の最終便に間に合わないわよ」と言われ・・・。
確かに今日の夕方飛んでおけば、明日は他の事できるしなぁ・・・。
ええいっ！分かりました！今日の最終便に乗ります！
と、言う訳でホテルに荷物を預けておばちゃんと急いでタクシーで飛行場へ。

パスポート等見せて、空港使用料の30ソルを支払い、あれよあれよという間にセスナに乗り込みました。
私の乗った本日の最終便↓

主人は飛行場まで一緒に来て、笑顔で手を振る。「無事に戻っておいでよ～」

　　　　

私以外の５名はフランス人のグループでした。
笑顔で乗り込んだセスナでしたが、離陸後５分には猛烈に後悔・・・。
何？この気分の悪さは？
乗物に弱い私は、セスナに今日乗る！と決めた時点ですぐに薬を１錠飲んだには飲んだんだけど、効くまでにもう少し時間がかかるのか・・・。すっごく気分わるいんですけど？

こんな景色は美しいけど、もう、地上絵も見なくて良いから早い所降ろして欲しい。

だけど、遊覧飛行はまだ始まったばかり…。

パイロットの助手の方が「右にクジラ～」とか言うたびに、飛行機がグルグルと旋回。
私の胃袋もグルグルと・・・。
真ん中辺りにクジラ、分かります？この辺↓

「宇宙人～♪」　　いや、なんか冷たい汗出て来た・・・

　　　　

なんとか写真だけは撮ろうと頑張るけど、地上絵を楽しむどころではない状況。

「次、猿～」　　　　　　　　　　　　　顔から血の気が引いて来た・・・

「ハチドリ―♪」　　　　　もう、本当に勘弁…

「コンドル―♪」　　　　　この辺りから記憶がほとんど無いんですけど・・・

「クモ～♪」　　　　　　　　　　　　　　　限界・・・

この後も非情なセスナ遊覧飛行は続きます。
「※÷☆×～♪」　　　　　　　　　　　　　　・・・？？？・・・

「手と木～(＾◇＾)」

私達がバスで通った道に立つ展望台と木と手。

他にも多分見たはずなんだけど、もう、セスナを降りる事しか考えられなくて、何がなんだか・・・。

地獄のような遊覧飛行終了。
「お帰り～♡どうだった？」と出迎えてくれた主人に「ゲ〇吐いた」と正直にご報告。

ホテルまで送迎してもらって、部屋のベッドで伸びちゃった私でした。
目覚めたら、翌朝だったと言うお粗末。

翌日は、半日ナスカを観光します。
つづく