行っチャオ!海外!

イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

ペルー旅行記⑧タキーレ島とプーノの町

ボンジョールノ♪


チチカカ湖ウロス島で2泊した次の日。
私達は、チチカカ湖のタキーレ島に行くツアーに参加することに。
旅行の計画を立てている時点では、タキーレ島の民家に1泊しようと思っていたんだけど、自力でこの民泊先を予約する方法が見つからず、残念ながらこの計画は断念。

 

民泊は諦めて仕方なくタキーレ島への日帰りツアーに参加することにしたんです。
申込は、宿泊したウロス島のダレアさんがしてくれました。
このツアーの料金を記録していなくて覚えてないんですけど・・・。1人60ソルだったかなぁ??
ツアー・ボートが途中で立ち寄る大きなウロス島まで、宿泊したウロス島のご主人がモーター・ボートで連れて行ってくれて、大きな荷物はツアーのボートで保管してくれました。

 

このツアーにプーノから参加すると通常は、早朝ホテルからピックアップ→ウロス島の見学→タキーレ島→宿泊ホテルと言うスケジュールみたいです。

さて、観光客の集まるウロス島からボートで3時間弱でタキーレ島に到着。

f:id:makicina:20171014024526j:plain

チチカカ湖、透明度が高いんだなぁ~。

 

このタキーレ島は、独自の生活様式と伝統を守る島。
話を聞く限りでは若干「閉鎖的な島」の様な印象もあるこの島。
『タキーレ島の文化空間とその織物技術』がユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
織物の技術の素晴らしいペルーの中でも、その受け継がれる伝統的な技術の高さは特別なのだとか。
着ている民族衣装も独特で、民族衣装好きの私はこの島に来るのをとっても楽しみにしていたんです♪

f:id:makicina:20171014024607j:plain

 
羊の世話をする男性↑

f:id:makicina:20171014024625j:plain

荷物を背負って坂道を上る男女。着ている衣装から独身であるのが分かります。↑

この島の女性達は、帽子は被らずに黒い布を頭から被っているのが特徴的。
そして手元では必ずいつでも糸を紡いでいるんです。

f:id:makicina:20171014024658j:plain


歩いている時もその手は止まりません。

私達のツアーは、坂道を登ってこの↓レストランにやって来ました。

f:id:makicina:20171014024727j:plain


ここでは、現地の人達が迎えてくれて、タキーレ島の特徴等ガイドさんによる説明を聞きます。
この島では、糸を紡ぐのと織物は女性の仕事。

 

    f:id:makicina:20171014024746j:plain

そして、編み物は男性の仕事。↓上手に編み棒で帽子などを編む男性陣。

    f:id:makicina:20171014024822j:plain


タキーレ島では、5歳位になると男性は編み物を、女性は織物を習い始めるんだそうです。
ガイドさん曰く「タキーレ島で、女性が編み物をしていたら、その人はタキーレの人間ではない。か、女性ではない」んですって。

 

そして、この男性達の被っている帽子には意味があって、柄物の可愛い帽子を被っているのは独身。
赤い帽子は既婚者の印なんだそうです。
そして、既婚男性の腰に巻かれる織物のベルトは、妻が丹精込めて特別に色々な意味を織り込んで作るもので、決して手放す事はない特別な物なんだそうです。

 

タキーレの人達は、腰に可愛い鞄を下げていて、その中にはコカの葉が入っているんだそうで、会うとお互いの袋からコカの葉を取り出して交換するんですって。それがタキーレでの挨拶。面白いですね~。

ガイドさんの説明の後は、タキーレの音楽に乗ってダンスを披露してくれました。

 

f:id:makicina:20171014024915j:plain

ツアー参加者も一緒に踊らされるんですけど、これが結構ハード。
シンプルなステップの簡単な踊りなんだけど、なんせ標高3,810mですから息が切れて、息が切れて・・・。

この後は、タキーレ島の人達が作った作品の販売です。

f:id:makicina:20171014025000j:plain


陶器とテキスタイルは私の大好物♪
世界遺産級の技術ですよ!私も何か欲しいっ!絶対買って帰りたいっ!

商品にはちゃんと値段が付いていて、定価販売です。
あぁ、迷う~!どれにしよう?迷いに迷って180ソルのテーブル・ランナーをひとつ買いました。
多分、ここに並んでいた物の中では高額な方の1品だったと思うんだけど、主人も気に入ったのでお買い上げ。嬉しい~っ♡やった~♪
だけど、私以上に喜んでくれたのが、販売していたおじさん。
タキーレ島の人って大変シャイなんだそうで、正直愛想が全くないんですけど、このおじさんは私に握手を求め、「何人?オオ!ハポーネ!ハポーネ!」と満面の笑みでした。
そんなに喜んでもらえると、買った甲斐があります・・・。

 

さて、ここでランチです。
あれ?写真がない・・・。撮り忘れちゃった?
スープと、ペルーでは定番のトゥルーチャって魚のグリルでした。
美味しい♪※ソフトドリンクのみ別料金

 

ランチの後は、のんびりと坂を下ってボートに戻ります。

    f:id:makicina:20171014025048j:plain


素朴な島の風景が美しいですね。
世界遺産にはなっているけど、全然ツーリスティックじゃない所がとっても良いです。
これが日本なら「ようこそ!世界遺産の島へ」とか横断幕飾って、レストランやホテルが建って、編み物体験教室とかできちゃいそう。
この島は農業中心で、織物等で得られる収入のお陰で少しだけ潤っているんですって。
最近は、観光収入のお陰で一部の子供がプーノの高校で勉強できる様になったそうで。
伝統を守りつつ、少しづつ島の人達の生活が良くなると良いなぁ。

f:id:makicina:20171014025136j:plain

タキーレ島のツアーは、どこの会社で申し込むかによってルートが違うみたいです。
私達のツアーは、村の中には入らないツアーでした。
私、本当は村の地元の人達の市場に行ってみたかったんだけどなぁ。
まぁ、仕方ない。今回のツアーはガイドさんがとっても英語が上手で説明も面白かったし、十分満足!

ボートで3時間半程で、プーノの港に帰着。
ホテルまで送り届けてもらってツアー終了。

 

チチカカ湖では、この他にもうひとつアマンタ二島と言う島も観光客に人気です。
ウロス島→タキーレ島→アマンタ二島でホームステイ1泊って言うツアーも人気みたい。


さて、プーノの中心の地図がこちら↓

f:id:makicina:20171014025230j:plain

☆宿泊したホテル/☆夕食を食べたレストラン/青い線 観光客で賑わう通り


私達は、チチカカ湖の島に的を絞ってやって来たので、プーノの観光は全然していないんですけど、見所もそれ程無いんじゃないかと・・・。

本日1泊するのはプーノの中心、大聖堂に近い「コンデ デ レモス ホテル」。
ツイン1泊朝食付き35€。

f:id:makicina:20171014025515j:plain


部屋はこんな感じ↓真冬のプーノは夜は冷えますが、暖房も暑いくらいに効いてて、熱いお湯も十分に出るしバスタブ付き、大変快適なホテルでした。

f:id:makicina:20171014025610j:plain

宿泊料金もお手頃でロケーションも大変良いホテルです。プーノで宿泊するならおススメ!

 

さて、夕食を食べる為に夜のプーノを歩いてみます。
宿泊したホテルの横に建つ立派な大聖堂↓ 

f:id:makicina:20171014025800j:plain

大聖堂の向かいにあるレストラン「Mojsa Restaurant」で夕食を頂く事にしました。

f:id:makicina:20171014025920j:plain


私がオーダーしたサーロインのキノコソース↑

f:id:makicina:20171014025949j:plain


主人がオーダーした魚料理↑
ロンリー・プラネットで紹介されていたレストランで、トリップアドバイザーでも高評価だったので人気店みたいでほぼ満席状態。
若干お値段高目ですが、お料理はおいしかったです。

 

大聖堂の前の広場から、お土産屋さんやレストランが並ぶ通りが伸びています。

f:id:makicina:20171014030114j:plain

お土産屋さんが今までになく魅力的♪

f:id:makicina:20171014030139j:plain

こんな↑可愛い雑貨があふれるお土産屋さんが並んでいて買物が楽しそう♪
いやいや、駄目駄目、まだまだ旅は先が長いし荷物は少ないに限る・・・。
クスコにはたくさん魅力的なお店もあるから今は我慢っ!我慢っ!
と、財布の紐をキュキュっと締めてる私の横には、物売りのおばちゃん達から色々買いまくっている主人の姿が・・・。
「今はまだお買い物の時じゃないから!」ってどんだけ言い聞かせても聞かないうちの主人。
あぁ・・・、この人、目の色がオームの様に変わってる・・・これは止めても無駄だわ・・・。

で、主人のこれまでのお買い物がこちら↓

f:id:makicina:20171014030321j:plain

アレキパで買ったアルパカのぬいぐるみ20ソル/ウロス島で買ったアルパカのマフラー30ソル/タキーレ島のミサンガひとつ2ソル/私が買ったタキーレ島のテーブル・ランナー180ソル←私の買物が一番高いんだけど。

f:id:makicina:20171014030216j:plain


ウロス島で買った帽子35ソル/路上で買ったアルパカのセーター35ソル×2/路上で買ったアルパカの帽子15ソル
写真はないけど、ナスカで買ったダサい地上絵のTシャツ等々。
うちの主人、何かひとつ気に入ると同じ様なものを何個も買うタイプの人なんです。

主人の安物買いが止まらな~いっ*1

 

翌日は、プーノからクスコを観光しながら移動します。

つづく

*1:+_+