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イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

ペルー旅行記⑭聖なる谷をひとり旅『モライ遺跡~マラス塩田~オリャンタイタンボ』

ボンジョールノ♪


さて、チンチェーロで1泊した翌朝。
ホテルでの朝食を済ませて、チェック・アウト。
ホテルの奥さんが教えてくれたルートでモライ遺跡とマラスの塩田を周ります。
まずは、幹線道路まで歩いて行ってタクシーを拾わなくちゃ。

外国人観光客は上客なので、すぐにタクシーの運転手が声をかけてきます。
チンチェーロからマラス塩田→モライ遺跡を見学してオリャンタイタンボ行きのバスやコレクティーボの通る道でタクシーを降ろしてもらうと、料金は60ソル位らしいです。
ホテルの奥さんが簡単な地図を書いてくれたので、それを見せて金額交渉。
始めは90ソルとか言われたけど、「じゃぁ、他のタクシーを探します」って言うと60ソルで即OK。

タクシーに乗り込むと、地元の女性達がなぜか集まってきました。
そして「僕の家族」とか言って女性達がタクシーに乗り込んで来ます。
同じ方面に行くお客を乗せて行くんですね、ちゃっかりしてるよね、ペルーのタクシーの運ちゃん。

では、私の他に2人のインディヘナの奥様方と子供1人を乗せて出発です。
途中、ちょっと見晴台みたいな所に寄ってくれました。

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ペルーの景色は本当に美しいんだけど、この辺りの田園風景の美しさは格別!

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まずは、マラスの塩田に到着。入場料10ソル。
道路からみたマラスの塩田↓

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駐車場でタクシーを降りて、お土産屋さんの並ぶ道を下って塩田に入ります。
おお~っ!なかなかの眺めです。
数年前に行ったトルコのパムッカレを思い出すなぁ。

 

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ここでは、地下から塩水が湧き出ていて、それを棚田に引き込んで天日干ししています。
インカ帝国時代以前から、ここでは塩が作られていたそうです。
流れる塩水をちょっとだけなめてみましたが、かなり塩分濃度が高いです。
水分が蒸発して固まった塩をハンマーでガンガン叩いて割って収穫してました。

私もお塩買って帰りたいけど、荷物が重くなるとこの先つらいので500gだけ購入。
3ソル日本円で約100円

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そして、再びタクシーで20分程移動。

次のポイントは、インカ時代の「モライ遺跡」。

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インカ時代の競技場?
いえいえ、違います。
ここは「農業試験場」だったのではないかと言われているんです。
1段の高さは、大体1.5m位かなぁ。高低差で食物の成長がどの様に違うのかを実験した場所なんですって。
ペルーには素晴らしい棚田が山肌にたくさん作られているんですが、どこにいつ何を植えたら良いのか、この試験場で研究していたのではないかという話です。
こんな↓遺跡が3つありました。

その①

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その②

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その③

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さて、これにてタクシーでの観光は終了。

幹線道路まで戻って、オリャンタイタンボ行きのバスが通る所でタクシーを降ろしてもらいバスを待ちます。※昨日の「聖なる谷」の地図のの所。

10分位待っていると1台のコレクティーボが停まってくれましたが、この車は途中の「ウルバンバ」の町までしかいかないとのこと。
このコレクティーボは諦めて、再びバスを待ちます。

また5分程して年季の入った大きなバスが停まってくれましたが、これも「ウルバンバ」行。
「もう、いいや、ウルバンバまで行ってその先はまた探そう」と言う事でバスに乗り込みます。
あまり交通量の多い道でもないので、オリャンタイタンボ行きにこだわっていたら1時間位待つことになるかもしれない。
ウルバンバのバスターミナルまで2ソル。
バスの窓から見るウルバンバの町↓結構大きな町です。

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終点のバスターミナルでバスを降り、「オリャンタイタンボ行きのバスはどこかしら?」結構大きなバスターミナル↓

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到着した反対側にオリャンタイタンボ行きのコレクティーボが乗客を待っていたので乗車。いくら払ったっけ?確か2ソル。

 

そして、ウルバンバを出て30分程でオリャンタイタンボに到着。
コレクティーボはオリャンタイタンボの中心「アルマス広場」で停まります。※終点ではないみたい。

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こちら↓オリャンタイタンボの地図。

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オレンジ色:メインの遺跡 赤い☆:宿泊したホテル 緑の☆:宿泊はしてないけどおススメホテル 青:アルマス広場 茶色:小さな遺跡 駅は地図上の中央左端


町の中心は、コレクティーボを降りたアルマス広場で遺跡まで徒歩5分位。
マチュピチュ行きの列車の駅はかなりこのアルマス広場から離れていて、歩いたら15分位かな?
遺跡観光を予定しているなら、アルマス広場周辺で宿泊するのが良いかと思われます。


予約しているホテルにチェックイン。
今夜1泊は「Hostal Chayana Wasi」シングル1泊朝食付き23€。

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トイレ・シャワーも付いてて熱いお湯もたっぷり出ました。

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アルマス広場にも徒歩3分位でロケーションも良いし、悪くないホテルです。場所は上の地図の赤い☆。

だけど、私がオリャンタイタンボを散策していてとっても良さ気なホテルを見つけたのでちょっとご紹介。
場所は地図の緑の☆の所。
Terra Nostra』シングル15€/ツイン45€。川岸に建つ素敵な小さなホテルです。しかも料金も良心的。

宿泊者の満足度もすごく高い。

オリャンタイタンボの村のホテル情報→コチラ

 

オリャンタイタンボの町は石壁と石畳が趣あってなかなか素敵です♪

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まずは、宿の近くで遅い昼食を・・・。

この看板にひかれて入ってみました。

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スープ/鶏肉とジャガイモ等の炒めたもの  2皿で10ソル。

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おお~っ!なかなか美味しい~♪
ペルーでは、こんな良心的価格のレストランってなかなか見つけられないんです。
大満足♡

さて、それではオリャンタイタンボの遺跡を見学しますよ~。
入場には共通券が必要。
ん~・・・この階段を登るわけねぇ。

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階段を登った上に、この遺跡の見所が数か所あります。
私はガイドさん無しで登ったので何がなんだか理解していないんですけども。

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50トンある6枚の岩で作られた「太陽の神殿」↓

 

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このオリャンタイタンボの遺跡は、ピザロ率いるスペイン軍を相手にインカ帝国のManco王が戦った場所でもあるんです。
スペイン軍は、王の妃と妹を捕らえてインカ軍との交渉の道具として使ったそうです。
自分達の思う様に事が運ばないと分かると、妃は鞭うたれ、死体はインカ軍がその姿を見つけやすい様にと川に流されました。
本当に血も涙も無いですね、ピザロ。

 

この遺跡の下には、インカの民の暮らした遺跡も見られます。

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大変見応えのある遺跡でした。

さて、今夜の夕食はどうしようか・・・。
あまりお腹も空いていないので、今日もストリート・フードにしちゃおう♪
食べて見たかったのよね~、コレ↓

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路上でよく売られている串焼きのお肉。
多分牛肉だと思います。ジャガイモもひとつ付けてくれます。4ソルだったかな?
タレを付けながら焼くので、味もしっかり付いていて美味しいんです。
これだけしっかり焼いていれば、お腹を壊すことも無いんじゃないかと。

 

アルマス広場にあるツーリスト・インフォメーションに行ってみたら、「インティ・ライミ」のお祭のポスターが。オリャンタイタンボでも「インティ・ライミ」みたいなお祭が見られるみたいですよ。

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今年は6日29日開催みたいです。入場料は1人20ソル。
この町のお祭も見てみたかったなぁ。

 

オリャンタイタンボの町は、田舎町の良さも残っているけど、お洒落なカフェなんかも結構アルマス広場周辺にあって、物価もクスコに比べると安いし、とってもいい感じの町でした。

 

トレッキング中の主人からの連絡は今日も無し。
無事でいてくれ~

明日は、マチュピチュ村に移動です。
つづく