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イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

南フランス旅行記⑬カルカッソンヌ駆け足観光!

アルビの街を出て1時間40分程のドライブで「カルカッソンヌ」に到着♪
このカルカッソンヌは、『歴史的城塞都市カルカッソンヌ』として世界遺産にも登録されています。
しかも、フランス国内ではあのモン・サン・ミッシェルに次ぐ観光客数を誇る人気の観光地と言う事なので、と~っても楽しみにしてやって来ました♪

立派な城門を通ってカルカッソンヌの城内に入りま~す♪。
この城壁の歴史は古く、3世紀まで遡るそうです。
とっても立派なナルボンヌ門↓

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おやっ♪中世のコスチュームで馬に乗る人の一団が通過。

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何かイベントがあるのかな?
私達は見ませんでしたけど、この人達は、馬の曲芸みたいなショー(有料)をやってる人達みたいです。

さすがはフランス屈指の観光地!城壁の中は観光客で一杯~。
メインストリートは人で渋滞しています。

 

コチラは、カルカッソンヌ城内の地図↓

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黄色:コンタル城 水色:教会 オレンジ:食事をしたレストラン

 

まずは、コンタル城を見学!
でもその前に、チケット購入の長~い列に20分位並びました。
お城とは言っても、一見城壁の一部みたいな感じ。正直あまり特別な感じがなかったので、写真を撮り忘れちゃった。あらら。


城内では、こんな展示物の見学ができます↓

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でも、一番楽しいのはこの城から城壁を歩く事。

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本当に頑強な城壁ですね。

ヨーロッパには、城壁で囲まれた町や村って少なくないんです。

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かくいう私が住んでいるイタリアの小さな村も中世の時代に造られた城壁で囲まれた村なんだけど、いや~、スケールが全然違いますね。


このカルカッソンヌが今の城塞の姿になったのは11世紀~13世紀の時代。
一時は、イスラム勢力の支配下にあった歴史もあるって言うのは、ちょっと驚きでした。
長い歴史の中で何度も闘いの舞台となり、波乱の歴史を乗り越えて今に至ります。
とは言っても、一時は打ち捨てられて荒廃し、その価値が見直されて大がかりな修復工事が行われ、こんな↓美しい姿を取り戻したのは19世紀になってから。

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写真↑は、フランス観光開発機構のサイトから拝借。


城塞の中の「サン・ナゼ―ル・バジリカ聖堂」↓

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ステンドグラスが美しい↓

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さて、そろそろお腹も空いて来たし、この日の夕食はどこのレストランで食べようか・・・?
城塞の中にはレストランがたくさんあるんだけど、良さそうなレストランは既に満席。

ちょっと横道に入った所にあったレストラン『Auberge des Lices』に入ってみたんだけど、このレストランが大変良かった♪

私がオーダーした3コースのメニュー。1人20€。
前菜↓揚げたイワシフランス流 

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メインの魚料理↓こんなお料理大好き♪

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デザートのムース♡

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手頃な値段で、ちょっと手のかかった美味しい料理が楽しめます。
今回の旅行で一番満足した夕食でした。

 

カルカッソンヌには、名物料理があるそうで・・・。
コチラ↓『カスレ』と呼ばれる郷土料理。

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百年戦争の時代に、残った食料をかき集めて土鍋で煮たのがこの料理の起源だそうです。
ソーセージや鶏肉等の肉と一緒に白いんげんを煮込んだ料理なので、お腹にはたまりそう。

 

 

夕食の後は、3㎞ある城塞の周りをぐるりと歩いてみる事に。

 

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ヨーロッパで見られる最大規模の城塞です。

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・・・ですが・・・実は私は正直に言うとちょっとがっかりしたんです。
このカルカッソンヌ、19世紀に修復された城塞は確かに美しいんだけど、城塞の中の町並がなんだかちょっと味気ない感じ…。

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ほとんど中世を感じない町並み。
城塞はオリジナルに近い姿に修復したけど、町並みまでは手が回らなかったのかなぁ・・・。
数年前に行った「モン・サン・ミッシェル」に比べると、かなりワクワク度が低かったです(あくまでも個人的感想)。

 

カルカッソンヌの城塞は、ちょっと離れて遠くから見るのが美しい!

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この日私達が1泊したのは、カルカッソンヌの城塞から車で10分程の『Domaine De Marseillens』。
ココも大変評判の良いゲストハウスで、「サンティアゴ巡礼路」を歩いた時に宿泊したゲストハウスの素晴らしさが忘れられない主人が選んだお宿。

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ツイン1泊朝食付き120€

残念ながら、主人が期待した「住み着いちゃいたくなる様な素敵なゲストハウス」ではなかったみたいですが、悪くないゲストハウスです。
夕食はやってなくて、宿泊料金に含まれていた朝食がシンプルだけど結構良かった。
お庭で取れたと言うイチジクがすっごく甘い~♡
でも、オーバー・プライスだなぁ・・・って言うのが正直な感想。

 

私は、本当はカルカソンヌの城塞の中で宿泊したかったのに・・・。
観光客の少ない時間帯に、もう少しゆっくり散策できたら印象も違ったんじゃないかなぁ・・・と、ちょっと残念。

 

城塞の中の可愛いゲストハウス→「La Demeure De La Cite
城塞の中でクラッシックな雰囲気が素敵なホテル→「Best Western Le Donjon
城塞の外からその美しい姿を楽しみたいならこのホテル→「Les Trois Couronnes Panoramique Cité
鉄道駅の近くが希望ならこのホテル→「Hotel De La Bastide
カルカッソンヌの鉄道駅から城塞までは歩くと30分位。バスでも行けます。

 

翌日は、小さな可愛い村に立ち寄ってアルルに向かいます。

次回の記事「フランスの美しい村 サン・ギレム・ル・デゼール」につづく
では、また!