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イタリア人夫との世界アッチコッチ旅行記 (アメーバブログから引越ました!)

南フランス旅行記⑮アルル観光!

では、再び車を走らせて「アルル」の町に向かいます。
アルルに到着したのが、夕方の5時!
のんびりし過ぎた~っ(*_*;

 

この町にやって来た私の目的は、もちろんゴッホ
急いで6時に閉まっちゃう『ヴァン・ゴッホ財団美術館』に駆け込みました。
主人は、昨年の夏に行ったオランダ旅行でゴッホの絵画は十分に堪能したので、この美術館には興味が無いんですって。
私だけ先に、美術館の近くで車を降ろしてもらって美術館へ。

入館料は1人9€。

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ゴッホの自画像↑


ゴッホは37点の自画像を残しているんだけど、それはモデルを雇うお金も無く、又モデルになってくれる人がなかなかいなかった為だと言われているんです。
今でこそ、世界で最も有名な画家の1人ですが、生前は無名の画家で生きている内に売れた絵は1枚だけ。貧しく風変わりなオランダ人の売れない画家でしかなかったんでしょうね…。
しかも、アルルで暮らしていた頃には精神をひどく病んで、近所の住人の目には「危険人物」としかうつっていなかった様で、耳切事件を起こして療養所に隔離されていた時期もありました。※ゴッホが入っていた療養所も見学できますが、私達は時間が遅かったので行っていません。


美術館の部屋には、ゴッホの絵が全部で8枚展示されていたんだけど、ん?他の絵はどこ?
美術館の中をグルグル周るけど、他にゴッホに関する展示物もないし、ゴッホの作品もありません。
えっ?ひょっとして、ゴッホに関する物はこれだけ?

この美術館でたくさん見られるのは、この絵を描いた画家の作品↓

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ALICE NEELと言う画家みたいですが・・・全然興味ないんですけど、私。

その他にもドガの絵やマティス等有名な画家の作品が少し展示されています。
日本の絵画を愛したゴッホに因んでか、一枚だけ「歌川広重」の絵が展示されていました。

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ええ~ッ・・・本当にゴッホに関するものはこれだけなの?!
「ヴァン・ゴッホ財団美術館」なんて名前が付いてるから、ゴッホに関する資料や絵画がメインなのかと勝手に期待して来ちゃったんですけど?!
完全に名前負けですな・・・、って言うか騙されちゃった感じ。
まぁ、全く情報収集しないでアルルに来ちゃった自分が悪いんですけどね。
私、アルルの事はゴッホゴーギャンと一緒に住んでた町って事くらいしか知らずに来ちゃいましたから。

 

美術館を出ると、主人が外で待っててくれたので、一緒に「ツーリスト・オフィス」に向かいました。
ちょっと情報をもらわないと観光にならないですもんね。

 

ツーリスト・オフィスに入ると、若いお嬢さん2人がバタバタと店じまい中。
閉まる2分前に来ちゃったんもので、観光地図だけ渡されて追い出されました。
あ~、ゴッホ所縁の地を周る地図が欲しかったのに・・・「フランス語版しかないの」の一言で締め出されちゃった。フランス語の地図でも良いから欲しかったのに・・・。

時間ギリギリで手に入れたアルルの観光マップ↓

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ピンクゴッホが入っていた療養所とゴッホ美術館

青い小さい☆夜のカフェテラスで描かれたカフェ

:有名な教会

黄色:ローマ遺跡と円形競技場

 

夕方6時は、夏のフランスではまだまだ明るいんだけど、観光地は閉館時間。
中に入ってみる事はできませんけど、主だった観光地を歩いて周ってみます。

 

まずは、ローマ時代の古代劇場を柵の外から眺めます。

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次は、円形闘技場

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この闘技場は今でも使われていて、闘牛も見られるそうです。
へ~・・・闘牛が見られるのってスペインだけじゃないんだぁ。
ゴッホゴーギャンもこの闘技場の絵を描いているそうです。


円形闘技場の周りは、ちょっと散策も楽しい感じ♪

そろそろ夕食にしようか?って事になって、レストランを探して歩いていたら、たまたま「the Place du Forum」に到着。

たくさんカフェやレストランが並ぶ活気のある広場です。

 

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あれ?この黄色いカフェってひょっとすると?

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やっぱり!?おおお~っ!ゴッホの有名な「夜のカフェテラス」で描かれたカフェだ~!
偶然見つけられて嬉しいなぁ。
 
この風景が・・・↓

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この絵↓になったんですね~。

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この広場、ゴッホが描いた頃とほとんど変わってないんですねぇ。
有名な「夜のカフェテラス」の絵は、オランダの「クレラー・ミュラー美術館」で見られます。
※私達が「クレラー・ミューラー美術館」に行った時の記事はこちら
アムステルダムの「ゴッホ美術館」に行った時の記事はこちら
※ヴァン・ゴッホが最期に暮らした村に行った時の記事はこちら

 
私達も、この広場の近くのレストラン『LA GRIGNOTTE』で夕食♪
私の選んだ3コースのメニュー。
カモ肉ののったサラダ↓

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メインは牛肉の煮込み料理↓

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デザートのクリーム・ブリュレ↓

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お味はどうだったかって言うと・・・
料理した人の気持ちが全然こもってないお料理でした・・・。
デザートのクリーム・ブリュレは表面の砂糖がちゃんと焼けてないからザリザリで甘々・・・。
食べるのが辛かった。


このお店、トリップアドバイザーでは、226件のレストランの中で86位とまぁまぁの評価なんだけど。
トリップアドバイザーのレビューってたまに怪しいのありますからね。
明らかに、お店の宣伝に使われてる時とかあるし。
やっぱり、フランスで美味しいレストランを選びたかったら、ミシュランガイドを参考にするのが良いんじゃないかと思います。
ミシュランガイドに掲載されているお店には、安くて美味しい所も多くて人気なので満席の場合が多いですけども。
ミシュランのシールがレストランの入口に貼ってあって、お料理が予算内だったら早めに予約を!


さて、私達はこの夜アルルの町からちょっと離れた場所で宿泊しました。
でも、アルルで宿泊する方達におススメするなら…

比較的駅に近くて評判の良いホテルはコチラ→「ホテル・アカシア
観光に便利でお手頃&評判も良いホテルならコチラ→「ホテル ドゥ ランフィテアトル


翌日は、アルヴィヨンに向かいます。
『南フランス旅行記⑮世界遺産ポン・デュ・ガール」』につづく