南フランス旅行記⑯ローマ時代の水道橋とアヴィニョン観光!
アルルの町で、本当~に適当な観光をした私達は、車を走らせて本日のホテルへ。
この日1泊したのは、アルルとアヴィニョンの中間くらいの所にある町。
駐車料金がかからなくて、次の移動に便利・・・と言う理由で選んだホテル。
『ホテル ドゥ プロヴァンス』ツイン1室78€
場所的な条件で適当に選んだんだけど、このホテル、とっても良かった♪
こんなテラス↓もあって、折角だったらちょっとこのテラスで寛ぐ時間が欲しかったなぁ。
フロント担当の年配の男性が本当に親切だったのもポイント高かったです。
チェック・アウトの時に「これから何処に行くの?」って聞かれたので、「アヴィニョンに向かいます」って言ったら、「だったら、ローマの水道橋にも寄ってみても良いかもね、世界遺産だよ」って地図を貰ったんです。
全然予定に無かったけど、「じゃぁ、行ってみようか」って事になって寄り道する事に。
世界遺産の「ポン・デュ・ガール」は、紀元50年ごろに造られたローマ時代の水道橋なんです。
車からちょっと眺める程度を予定して来てみたんだけど、そういう訳にはいかなかった・・・。
こんな↓、一大公園になっていて、車を駐車場に停めて入場料を払わないと見られないんです。
駐車場から、サンサンと降り注ぐ真夏の太陽を浴びながらちょっと歩きます。
暑い~っ(*_*;
これが↓『ポン・デュ・ガール』。
全長50kmに及ぶ導水道の一部ですが、ガルドン川に架かる水道橋の姿が美しい♪
この河原では、水遊びをしたりピクニックをする家族連れやグループがたくさん来ていました。
私達も座って美しい橋を眺めながらのピクニック・ランチ♪
すごいですね、ローマ時代の人達の技術って。
ローマ人の優れた頭脳は一体どこで消えてしまったんだろう?
この橋、歩いて渡る事もできるんです♪
橋の上から見るガルドン川↓
この水道橋に関するミュージアムもあります。
なるほど、こんな風にして石を積み上げた訳ですね。
大変見応えのあるローマ時代の遺跡でした。
では、アヴィニョンに向かいましょう。
アヴィニョンの鉄道駅の横の駐車場に車を停めて、アヴィニョンの教皇庁を目指します。
徒歩で15分弱の距離かな?途中にツーリスト・インフォメーションもあります。
アビニョンの地図↓
黄色:サン・べネゼ橋 水色:教皇庁 オレンジ:旧市街 青:鉄道駅へ
フランスって、世界遺産本当に多いですね。
ちょっと調べてみたら、フランスの世界遺産登録数は37件。
世界の中でも4番目に多いんですって。
因みに1位はイタリアの53件、2位が中国で、3位がスペイン。
この教皇庁、ヨーロッパ最大級のゴシック建築の宮殿だそうです。
ここで「あれ?教皇庁ってイタリアのバチカン市国にあるんじゃないの?」って思う方もいると思うんです。
その通り!教皇庁と言えばヴァチカンです。
なんでアヴィニョンに教皇庁?
それには、14世紀に起った権力争いのゴタゴタが関係しているんです。
中世の時代のヨーロッパで一番権力を持っていたのは、ローマ教皇であった時代が長かったんです。
ですが、十字軍に失敗した事等からローマ教皇の国王や領主に対する支配力が弱まり、その結果色々と問題が起こります。
ついには、フランス王がフランス人の教皇を強引に立てて教皇庁もフランスのアヴィニョンに置いた時代があったんです。
1309年から1377年まで、7代のローマ教皇がこのアヴィニョンの教皇庁に居を構えました。
教皇庁の内部を見学。
立派な建物です。
立派だけど、中は空っぽ状態であまり見学して楽しい所ではなかったかもしれない(個人的感想)。
この教皇庁の上から見たアヴィニョンで有名な橋↓「サン・べネゼ橋」
この橋、途中で切れているんです。
昔は、こんな姿で、大変重要な橋だったそうなんですけどね↓当時は全長920mもあったんですって。
17世紀に崩壊してしまい、今は一部が残っているだけです。
では、ローマ教皇庁を出て「サン・べネゼ」橋を見学しま~す。
橋の上から見る教皇庁↓
アヴィニョンの町を超駆け足で観光した私達。
日が暮れる前に、もう一か所行きたい場所があるんです。
スケジュールきつ過ぎっ!
『南フランス旅行記⑯フランスの美しい村「ゴルド」』につづく
では、また!