バンコクから陸路でアンコールワットを目指せ!【後編】
翌朝は、近くの食堂で朝食を済ませてチェックアウト。
国境までの移動手段は、ソンテウと呼ばれる乗り合いトラック(?)
「ボーダー??カンボジア??1人いくら??」と、確認中↑
このソンテウは、例のセブンイレブンの横から出ています。1人15バーツ(確かそのくらい)。
国境へ向かうバスは、昨日到着した鉄道駅の前を通って15分程でマーケットで大賑わいの国境近くに到着。
運転手さんに「ボーダー??」と聞くと、「ボーダー!」と国境の方角を指差して教えてくれました。
国境の表示を確認して、中に入ります。
まずは、タイの出国手続き。
出国カードに記入しながら、外国人旅行者の列に並びます。
スタンプをポンッともらって、カンボジア側へ移動。
タイの国境からカンボジアへの国境までの間には、お店もあり人もたくさん行き来しています。
「国境」「VISA」の表示を確認しながら歩いていると・・・仮設テントみたいな所に机とイスがあり、「VISA!VISA!」と男性が私達を引き止めます。
見ると他の旅行者も座って書類に記入しています。
男性達は、とってもちゃちな写真付きのネームカードを首から提げていますが・・・あやしい。
この人達、絶対あやしい。
「ここでVISAを取るの??」
男性「そうだ、カンボジアに入国するにはVISAが必要だ!」
「いくらなの?」
男性「VISAは20ドルだ!」
Fabcinoは、納得して黄色い書類に記入を始めました。
でもね、私は出発前に『VISAの代行業者にお金を取られた』って話をネットで読んでいたので書類の記入はせずに、VISAの申請所と思しき建物の中に入って確認する事にしました。
結果から言うと、VISAの申請は建物の中に入って自分でしましょう!
この人達が一体後でいくら要求してくるのか私は知らないんですけど、旅行者狙いのちょいワル親父達です。
大金巻き上げられる事はないと思うんだけど、他の旅行者が「騙されてお金を余計に払わされた」とか話ているのを聞いたので、多分VISA代行料とか言っていくらかお金を取るんだと思います。
しつこいですが繰り返します・・・ VISAは、(白い)建物の中で、申請する窓口の横に置いてある白い申請用紙に記入して、自分で窓口にパスポートと申請用紙、20ドル+100バーツを提出して自分で申請しましょう。
賄賂を払わないとVISAが取れない!なんて話も聞きましたが、 20ドル+100バーツ(これが賄賂なのかどうかは不明)で問題なくVISAは取れました。
そこから、更に50m程進んで、入国審査を受けてカンボジアへ入国。
カンボジアに入国できたら、次はタクシーと交渉して25ドルくらいでシェムリアップまで3時間程かけて移動・・・。
私の予習によると、そうなっているのですが・・・
あれ?タクシーが全然いない。
その代わりに「無料シャトルバスサービス」の表示があり、怪しげな男性が2人で
「これに乗れば、バスターミナルまで無料で行ける」と言うんですけど・・・
海外旅行中、一番危ない言葉って言ったら「無料! Free! ただ!」。
そんな甘い言葉には絶対引っかかってはいけない!と、肝に銘じている私。
どうしたものか・・・迷っている所へお巡りさんが目の前を通過。
「あの、あの、シェムリアップに行きたいんですけど!」と、お巡りさんに言いましたら警察官「この無料のシャトルバスに乗りなさい」とのこと。
お巡りさんが言うんだから信じて良いのかしらん??と、不安を感じながらもこのシャトルバスに無料で乗車。
30分程で新しくて立派なバスターミナル↓に到着しました。
このバスターミナルから、シェムリアップ行きのバスが出ているんだそうです。(1人10ドル)
でも、「バスの出発時刻までには時間があるので、1人12ドル払えばすぐに出発するミニバスに乗れますよ」との事。
私達は待ち時間がもったいなかったので、ミニバスで移動する事にしました。
私達を乗せたミニバスは、ひたすら真っ直ぐにシェムリアップを目指して走ります。
もっとハードなボコボコ道をホコリを巻き上げながら走るのかと思っていたんだけど、
スイスイスイッとトイレ休憩を1度取って3時間弱でシェムリアップに到着。
到着すると、「はい、このトゥクトゥクでホテルまで行ってね」と、トゥクトゥクドライバーをあてがわれます。
明日からのアンコールワット観光をこのドライバーにお願いするなら、ホテルまでの料金は無料。
到着したシェムリアップの街は、私が想像していたよりずっと大きく、活気がある街でした。
「Makicina見てごらんよ、ランドクルーザーがたくさん走ってるよ」
Fabcinoも驚いた顔で行き交う車を眺めています。
うちの愛車(17年ものトヨタカリーナ)よりずっとずっと良い車ばっかり走ってるなぁ・・・
あれれ??私の思い描いていたカンボジアと全然違うんですけど?!?!
『カンボジア=貧しい国』と勝手に思い込んでいたのは、間違いだったのか・・・??
お洒落なレストランに、立派な高級ホテル、世界のブランド品を売る免税店。かなり立派な都市です。
あれれ??
シェムリアップでの滞在中、私達がお世話になったのは『Parklane hotel 』と言うホテル。
1泊朝食付ツイン1室25ドル。 ホテルの情報はこちら
豪華でもお洒落でもないホテルですが、と~っても居心地の良いホテルでした。
部屋は大きく綺麗で、バスタブもあり、エアコンも効きます。
何よりホテルのスタッフがとても感じが良く、お掃除のスタッフもにこやか。
朝食ビュッフェも美味しいし、ロビーには自由に使えるPCが3台あるのも旅行者にはとっても有難い。
宿泊者に気持ちよく滞在してもらおうと言う努力をとっても感じるホテルです。
booking.comの評価が高いのも納得。
シェムリアップには、1泊シングル8ドルなんて安宿もたくさんあるみたいなんだけど、安くて、安全に、しかも快適に気持ちよく宿泊できるこのホテルは本当~にお薦めです。
女性の一人旅など、ちょっと気の利いた感じのホテルに宿泊するのなら、↓こちらのホテルも良いんじゃないかと…。 1泊6,000円くらいで作りがアジアっぽくって素敵♪ 『Golden temple hotel』
お買い物が楽しいマーケットや、レストランが並ぶエリアにも歩いて5分~10分で便利。
この日は、ホテルにチェックインして夕方のアンコールワットを見に行く事に。
チケット売り場が16:30頃から翌日のチケットを売る為に開きます。
私達は、翌日から3日間のパスを購入(1人40ドル)。
翌日からの入場券を持っていれば、この日の夕方アンコールワットに入る事ができます。
トゥクトゥクで走っていると、夕暮れの風が心地良い アンコールワットが見えて来ました。
おおお~ テンションが一気に上がりますっ! 憧れのアンコールワットだ~!! ヒャッホー