旅行記④風車とユトレヒト観光
翌日。
ロッテルダムの駅に近いレンタカーのお店Europcarで予約してあった車を借ります。
3日間+デン・ハーグで乗り捨て料金込みで86 €。
今回の旅行でお世話になったルノーの車。ほぼ新車でした。有難いっ。
途中で整備不良で停まっちゃったら本当に困りますから(過去に一度沖縄でそんな事があったの)。
オランダと言えば風車!本日は風車で有名なキンデルダイク(Kinderdijk)に向かいます。
オランダには現在1,000基の風車が残っているそうですが、19基のまとまった風車が見られるキンデルダイク(Kinderdijk)は観光客にも人気なんです。
ロッテルダムからバスでも行けるみたいですが、車で行くと1時間くらいです。
オランダの高速道路、とっても走りやす~い。
表示が分かり易いし、路肩も広いし、周りの車の運転も荒くないし・・・。
って、イタリアが走りにくいだけなんでしょうけどね。
さて、キンデルダイク(Kinderdijk)の町に到着。
駐車場に車を停めて、まずは自転車をお土産屋さんでレンタル。
デポジットに1人25 €。
もちろん、これは自転車を返却した時に戻って来るんですけど、現金がないと借りられないんじゃないかな?
自転車は1時間3€です。
返却の際に使用した時間だけ料金を請求されます。
入場券売り場に人が並んでいましたが、風車を見るだけならお金は不要。
一般公開されている風車が2基あって、その見学とビジターセンターのビデオを見られるチケットが1人7.5 €。風車をボートから見たい人は+5.50€。
※入場券は一般公開されている風車でも購入可能。
歩いて見学している観光客も多かったですけど、結構広いので自転車での移動はおススメです。
左側が自転車専用道で右が歩道。
それぞれの風車には風車守をしながら風車で暮らす人達が居るんです。
以前、日本のテレビ番組で風車守の仕事や生活を紹介していましたけど、風の向きや強さに合わせて風車のセッティングを変えなくてはいけないみたいで、結構大変そうでした。
こちらは、一般公開されている風車のキッチンと子供部屋。
限られたスペースでも快適そうですが、やっぱり風車の周る音が結構大きい。
海面より土地の低いオランダでは水のコントロールが大変重要で、風車は土地の水を海に汲みだす為にかつては1万基が活躍していたそうです。
今では電気とディーゼルで動く機械が風車の代わりを担っています。
あ~、オランダに来たんだなぁ~って実感できる景色ですよね~。
さて、2時間くらいで風車の見学を終えて、次はチーズで有名なゴーダに車を走らせます。
ゴーダでは4月~8月毎週木曜日の朝に昔ながらのチーズ市を再現するイベントをやっているそうなんですが、私達は日程が合わなくて土曜日にやって来ました。
立ち寄ったゴーダの町の広場はこの日マーケットの立つ日だったみたいで、お店がたくさん。
ゴーダの中心に建つ市庁舎↓
マーケットのチーズ屋さんでゴーダチーズとハムを調達。
このサイズのゴーダチーズが2個で17.95€。日本円で約2,000円ちょっとって言うのはさすがチーズの国。安いと思います、私。
こちら、ゴーダの地図です。小さいけど可愛い町でした。
トイレ休憩も兼ねてお菓子屋さんのカフェで一服。
このお菓子屋さん、ちょっと名前を控えていないんですけどケーキもクッキーも美味しくておススメです。
上の地図の①の所。
コーヒーとケーキのセットが4.65€。
ゴーダの『聖ヤンス教会』を見学。この教会、周りをぐるりと建物で囲まれていて、全体像が見えない。
チケット売り場の奥様に「綺麗に写真が撮れる所はありますか?」って尋ねたら「それは無理」って言われました。
見学料1人5€。
オランダの教会は見学料を取る所が多いんです。その代わりイタリアと違って説明のパンフレットもあるし、トイレも使わせてくれます。
この教会は16世紀に作られたステンドグラスで有名なんだそうです。
礼拝堂のステンドグラス↑
次に私達が向かったのは、ハールザイレンス(Haarzuilens)と言う村。
観光客で賑わう大きな都市も良いけど、味わいのある小さな村を探すのも私達の旅の楽しみなので、インターネットで色々調べてみました。
オランダには「白・赤・緑」の美しい村があるとの情報が。
白の村→トールン(Thorn)今回の旅程には組み込めなかった。
緑の村→ザーンセ・スカンス 行く予定だったけど取り止め
赤の村→ハールザイレンス(Haarzuilens)
この日訪れたのは『赤の村』と紹介されていたハールザイレンス(Haarzuilens)の村。
実はね、この村の近くには素敵なお城もあるんです。
このお城は、ロスチャイルド家の令嬢と結婚した男爵が買い取って荒れ果てていた城を改装し、一般公開されています。入場料1人17.50€。
私はお城の見学には興味がなかったので、美しい外観だけでも見れないかな~って思っていたんだけど、入場料を払わないと庭にも入れないし、外観さえも見えな~い。
道からちらりと見えるお城。
本当はこの美しさ。 写真はネットから拝借。
まぁ、いいや。可愛いハールザイレンス(Haarzuilens)の村だけ散策して行こう。
このお城からハールザイレンス(Haarzuilens)の村までは車で5分程の距離。
おおっ、さすがに家が可愛い♪
全部で20戸程の家と2軒のレストランがあるだけの本当に静かで小さな村です。
村の中心↓
ユトレヒトからハールザイレンス(Haarzuilens)まではバスでも来れるみたいです。
村のレストランでトイレ休憩。
ゴーダで買ったチーズとハムを途中で食べちゃったので、スープだけの軽~い夕食をとりました。
ロブスターのスープとフェンネルのスープ。
どちらも美味しい~。
フェンネルのスープは、初めて食べたんだけど病みつきに!
最近1週間に1回は我が家もフェンネルのスープ作ってます。日本ではあまり見かけない野菜ですが。
もう夕方ですけど再び移動して、ユトレヒトの町を散策します。
運河沿いが絵になる町ですね。
さすが自転車王国オランダ。自転車がいっぱい。
ドム・タワーとドム教会
この町はミッフィーの作者の故郷だそうで、ミッフィー・ミュージアム(正式名はDick Bruna House)もあるんですって。
世界でひとつだけのミッフィーの信号機は日本人の観光客に人気だそうですが、
私達はさほど興味もなかったので探していません。
写真はネットから拝借。ミッフィーの信号機↓可愛いね。
イタリア人の主人はミッフィー知らないんですって。国によって呼び名も違うみたいですけど、イタリアではそれ程知名度高くないのかも。キティーちゃんは一時期イタリアでも大人気でしたけど、確かにミッフィーは見た事ないかな?
オランダでは幼稚園の窓とか、色んな所でミッフィーを見かけました。
こちらはユトレヒトの本屋さん↓ ミッフィーが並んでいます。オランダ名は『ナインチェ』なんですって。
ユトレヒトの町を1時間程で散策して、本日のホテルにチェックイン。
ユトレヒトの中心地から少し離れた場所にある『Star Lodge Hotels 』が本日のお宿。
駐車場は1日7€。
ユトレヒトの中心部へはバスでも行けます。
お部屋はこんな感じ。
トイレは独立していて、シャワーは部屋の一部みたいなちょっと変わった造り。
部屋とシャワーの間のガラスにはカーテンが引けますけど、あまり使い易い造りじゃないですが。
ツイン朝食付きで85€。
車での移動の方には便利なホテルです。
ユトレヒトの中心で宿泊するなら『Domstad Apartments 』が素敵💛。
鉄道/バスと観光の中心ドム教会の間でロケーションも良いし、一部の部屋からは運河も見えます。※2泊からしか宿泊予約受けてないのかも。1泊85€~。
アパートメントは鍵の受け渡し等の連絡が不安…って方には、安心のこちらのホテル
『NH Utrecht』。鉄道駅まで3分だけど、旧市街への出口の反対側です。
見つけ易いし、宿泊者の評価も良い。1泊130€~。
さて、翌日は美術館と私の楽しみにしているヒートホールンの村に向かいます。
チャオ!