南フランス旅行記④ル・ピュイ 『巡礼路準備』編
駆け足で観光したリヨンの街を後にして、車を走らせる事約2時間。こんな↑フランスの美しい景色を抜けて、本日の目的地『ル・ピュイ・アン・バレ(Le Puy-en-Velay)』にやって来ました♪
コチラ↓ル・ピュイの地図
緑:鉄道駅
赤い☆ホテル
黄色:大聖堂とサン・ミシェル・デギル教会
紫の線:散策が楽しい通り
まずは、この日1泊するホテル『Hotel Chris’tel』にチェックイン。
専用パーキングが無料なのが車での移動には大変有難いホテル。
観光の中心である大聖堂まで徒歩15分程。
ル・ピュイの町は小さいのでどこに行くにも徒歩でOK。
部屋も広々として、テラス付き。
ツイン1泊72€。
車での移動でなければ、駅に近い『イビス ブジェ ル ピュイ アン ヴレ』や、旧市街地の中の『シャンブル ドット レピキュリウム』等のホテルが観光には便利でおススメ。
次回この町で泊まるなら私は雰囲気の素敵な『La Demeure du Lac de Fugeres』に泊まってみたい♪
大聖堂の近くでロケーションは抜群!ちょっと坂があって大きな荷物を持っての移動は大変かもしれないですけども。
さて、それではル・ピュイの町を散策しますよ~♪
まずは、ツーリスト・オフィスで情報収集。
こちらは↓ル・ピュイの散策コースの地図。
2~3時間で周れるみたいですね。
じゃぁ、ひとまず、この町の中心の大聖堂に行ってみましょうか。
坂の上に建つ大聖堂は、小さなこの町にしては大きくて立派!
この大聖堂が、フランスからスペインの「サンティアゴへの巡礼路」の出発地点なんです。
中世の頃の巡礼者は自分の家を出た日から巡礼の旅が始まるんですけど、この町は巡礼者達が集まるひとつのスターティング・ポイントとして有名なんです。
大聖堂の中。
ここの売店では、巡礼に必要な物が売られているんですよ。
その一つが、このホタテ貝↓
このホタテ貝は、サンティアゴ巡礼路を歩く巡礼者の印。
他にも、杖や巡礼路の宿泊施設やツーリスト・インフォメーションで押してもらえるスタンプを集める「巡礼者のパスポート」みたいな物も売られています。
巡礼者は朝7時にこの場所↓に集まって神父様のミサを聞いてから出発するんですって。
大聖堂の扉を抜けて、この道を下って長い巡礼の旅が始まるわけです。
大聖堂から見るル・ピュイの町↑
本来なら、ここから2か月間はかかるサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路ですが、ナンチャッテ巡礼者の主人は翌日から5日間だけ歩く予定なんです。
それで、巡礼路の情報を貰うために巡礼路のオフィスに行ってみました。
巡礼路の情報がもらえる場所は町に2か所あります。
※地図の青い印(どちらも大聖堂の近く)
私達は、「La Camino」(巡礼路の博物館?)↑で巡礼に関する情報を貰って、ついでに博物館の見学もしてみたんだけど、フランス語が分からないとさっぱり何も分からない博物館でした。
博物館にあった中世の頃の巡礼者の人形↓
ホタテ貝と杖、それにスタンプを押してもらうパスポートが巡礼者の三種の神器(だと思う)。
後は、巡礼路の地図と携帯のGPSがあれば完璧♪
主人は「僕は巡礼者じゃないから地図だけあれば良い!」っ言い張ってましたけど、スタンプを押してもらうパスポートだけは私が強引に買って持って行ってもらう事に。
20歳まではクリスチャンだったイタリア人の主人ですが、今は無宗教なので「クリスチャンでもない自分が巡礼路を観光気分で歩く」って言うのにちょっと抵抗があるみたい。
まぁ、中世の時代ならともかく今の時代は色々な巡礼者が居るから気を楽に持って!
ほぼ無宗教で育った私とは、宗教観に大きな違いがあるんでしょうけど。
さて、明日からの準備も一応できたので夕食にしましょうか。
この日の夕食は、評判の良いレストランはどこも満席で、レストランがなかなか決まらなかったんだけど、丁度席の空いたレストランで頂く事に。
貧血に苦しむ私は、できるだけお肉を!と、言う事で牛肉のタルタル↓
主人がオーダーしたチーズ↓
そして、サラダ&揚げたチーズ↓
それなりに美味しかったですけど・・・。
さすがフランス!って思える食事では無かったかなぁ。
ちょっとフランス料理に期待し過ぎ?!
さて、夕食の後は夜のル・ピュイで今流行りの「プロジェクション・マッピング」のショーがあると言うので、再び大聖堂へ
ちょっと機材の不具合で右半分が残念ですけど。うん、十分きれい、きれい。
私「明日は何時から歩くの?」
主人「9時頃からかな」
私「大聖堂のミサ、行かないんだ」
なんせ、ナンチャッテですから。
話が長くなったので『ル・ピュイ』の観光については次の記事につづく。
では、また!