アンマンからぺトラへ -王の道-
さて、翌日。アンマンからぺトラへ、ホテルのツアーに参加しました。
今日は、ドライバーさんも8:00にはホステルのロビーにスタンバイしてニコニコしながら私達を待っていました。
車に乗り込み、まずはネボ山に向かいます。
天気予報によると、本日はお天気が悪く霧が濃い模様。
「ネボ山からは霧で何も見えないと思うよ」とドライバーさんに言われて意気消沈の私達。
途中、かなり濃い霧で5m先も見えない状態だったので、「行くだけ無駄かも・・・」と、思いながらもネボ山に到着。
あら、でも、ここはまずまずのお天気。
モーセ が、イスラエル人を率いてエジプトを脱出し、辿りついたとされるMt.Nebo。
こんな荒野を40年間「約束の地」を求めて彷徨い続けたのでしょうか?
この景色の向こうに、エルサレムがあります。
このネボ山から、次の目的地、モザイクで有名なマダバ(MADABA)の町へは車で30分程の距離でした。
私、モザイクはヨーロッパでしか見られないのかと勝手に思い込んでいたのですが、
トルコでも素晴らしいモザイクを見られましたし、ここヨルダンでも素晴らしいモザイクを見る機会が多かったです。
中でも、ここGeorge's charchの床のモザイクは有名なんだそうです。(入場料1人1JD=約130円)
ここから、起伏の激しい王の道(View point↓)を車は南に向かって走ります。
カラク城 に到着。この十字軍の城は、12世紀に十字軍がイスラム軍と戦った場所として有名です。
(入場料1人2JD)
大きなお城で、当時の調理場だった場所、住居、牢屋などを見る事ができます。
そして、さらに車を2時間程走らせてShobak(ショバク)の城へ到着。
この城も1115年に十字軍によって建てられ、イスラム軍の攻撃に何度となく耐えた城と言われています。
「時間がないから急いで」と、ドライバーさんに急かされて駆け足で見学。
このお城は、ほとんど荒れるにまかせたお城。
ツアーとは言っても、車で観光地から観光地へと移動するだけで、ドライバーさんはガイドはしてくれません(英語もあまり通じなかった)。
朝の8:00にアンマンを出発して、目的地のぺトラには4:30に到着しました。
本当なら、アンマンまで車で戻るツアーですが、私達はココでツアー終了。
ドライバーさんとはペトラでお別れ。
今日から3泊するぺトラの安宿は「Creopetra(クレオぺトラ)」。
Fabcinoが絶対的信用を寄せているガイドブック「ロンリー・プラネット」のお勧めするホステルでした。
ロビーは改装されたばかりのようで新しく綺麗で、トイレなどの公共スペースも清潔。
・・・でもね。現在客室改装中で、客室のフロアーはひどい状態でしたし、
お部屋のカーペットは埃だらけ。
お部屋はこんな感じ↓ 1泊朝食なし ツイン1室21ユーロ。
この部屋にチェックインしたFabcinoさん、「・・・Makicina、僕達はそんなに貧乏なの?!?!」と、今回のツアー予約担当者(わたしですが)にクレーム。
ごめんね・・・Fabcino。私、ちょっと中東のホテルを甘くみていたみたい。
貧乏旅行には慣れっこの私達ですが、最低限許せるレベルはヨルダンなら・・・1泊朝食付ツインルーム50ユーロ前後で探すべきだったかも(今回30ユーロ=約4,000円くらいを上限に探した)。
もう、若くもないしね「どんな所でもへっちゃらっ!」ってわけには行かなくなったんでしょうね。
特に綺麗好きのFabcinoは、お掃除には厳しいんです。
いや~、今回の旅行はホテル、ハズレっぱなしですね(ケチり過ぎた)。
このホステルも、綺麗に改装されれば再び高感度UP↑するのかも・・・。
もちろん、宿泊料金もUP↑すると思いますけども。
さて、いよいよこの旅のハイライトのぺトラの町に到着したわけですが、今夜はどうしようかな??
プラッとぺトラの町でもお散歩しようかな?と、思っていましたが「Petra at night(夜のぺトラ遺跡)」の情報を見つけたので、ホステルのフロントさんに「これって、今からでも入場券買えますか?」と尋ねてみました。
本来、入場券は遺跡のエントランスではこの時間では買えないそうなのですが、
フロントさんが「大丈夫。入手できる」って言うので、お願いする事に。
8:00にホステルを他2名の観光客と一緒に車で出まして、フロントさんの手配で入場券を購入(1人12JD←今は少し値上がりしてるかも)。
夜のぺトラ遺跡へ、いざ!参ろうぞ~!
ぺトラ遺跡の中でも、最も有名な「宝物殿」までの切り立った岩壁の間を走る細いSIQと呼ばれる道を、ロウソクの明かりを頼りに歩きます。
このキャンドル、日本だったら竹が使われる所ですけど、さすが砂漠地帯では砂が使われていました。
駄菓子やさんなんかで使われていた茶色い紙袋に砂を入れて、そこにロウソクを立てているんですけど、
おお~、Good idea!!
そして、40分くらいSIQを歩いたかな??ついに、ご対面~。
憧れのぺトラの遺跡、「インディー・ジョーンズ最後の聖戦」で観た宝物殿です
笛の音がどこからともなく聞こえてきて、ベドウィンのシンプルな音楽が流れます。
ショーと言える程のものではないのですが、夜のSIQをキャンドルの明かりをたよりに歩き、キャンドルと月明かりに照らし出された宝物殿を見上げて静かな時間を過ごすのは、なんとも幻想的で素敵な時間でした。
今日は大晦日。一年の最後の日を、憧れのPetora遺跡で過ごせるなんて・・・素敵!と、
テンションも上がりました。
でも・・・ホステルに戻って、「ここで年越し??」と、一瞬にして上がったテンションも急降下。・・・まぁ、仕方ない。
とにかく、明日は、いよいよぺトラ遺跡観光です!!!Yahoo!!!
『ついに来たっ! 憧れのぺトラ遺跡』につづく・・・