サハラ砂漠 2泊3日 現地ツアー
ムハミドで1泊し、翌朝からキャメルサファリに出発。
2頭のキャメルに2人のガイド。1人は英語が話せるけど、もうひとりはフランス語で話かけて来る・・・
えっと~・・・フランス語は全然分らないの私達、ごめんね。
若いガイド君達は、聞く話によると学校には行った事がないそうで、27歳だがもう随分長い間この仕事をしているらしい。
私達を待っていたキャメルには、荷物がてんこ盛り。
私達2人とガイド2人分の1泊2日分のキャンプ道具が積まれて、ラクダさん達も重そう。
「昼食までは、ひとりは歩いてくれ」と言われて、正直驚いた。
キャメルツアーで、キャメルと歩けとな?!?!
この時期の砂漠はそれ程暑さも厳しくないので、私もなんとか頑張って歩けましたけど、暑い日だったら途中で干からびて倒れていたかもしれない。
ラクダさんの荷物があまりに重そうなので、Fabcinoと2人ラクダの後ろをテクテク・・・
正直、「普通、ラクダをもう1頭用意するとか、荷物を先にキャンプ地に運ぶとかするんじゃないの~?」と、納得の行かない気分は拭えませんでした。
それに、私の想像していたのは、町外れをキャメルで歩くんじゃなくて、砂丘をキャメルで歩くツアーなんだけどなぁ
1時間くらい歩いて、昼食の為に休憩。
ガイド君が美味しいオムレツとミントティーとパンを用意してくれました。
木陰で2時間くらい休憩してから、再び出発。この時は、暑さに弱い私だけラクダに乗せてもらいました。
2時間も歩いたかな??本日のキャンプ地に到着。
夕日を眺めます。
この夜は、ガイド君の作ってくれたスープとタジンを美味しく頂きました。
宿泊施設があるわけではないので、いわゆるブッシュキャンピングです。
砂漠の中にテントを張って1泊。
テントや寝袋はツアー会社の方で用意してくれましたが、私達は持参の寝袋で外に寝ました。
星が綺麗~♪ だけど、ここ、かなり町から近くない?町の明かりが遠くに見えます。
むむむ・・・
翌日、何かの音で目を覚ますと、私の枕元にはラクダさんが!早起きのラクダが、食べ物を求めて歩き周っています。前脚を紐で結ばれているので遠くには行けないみたいだけど、逃げたりしないのね~。
まだ、寝ているFabcinoの枕元を歩くラクダ↑
翌朝、簡単な朝食を頂いて、再びラクダで町の方角に戻ります。
結局、Fabcinoさんは1度もラクダに乗らなかったね。
歩くのが好きな人なので、まぁ良いんですが、体重が90KGもあるからラクダに遠慮しちゃったみたいです。
30分程ラクダで戻った所で、お迎えの車が到着。
運転手さんは全く英語は話せず、もう1名のガイドが同行。
(このガイドは私達のツアーの申し込みの時話をした人なんだけど、ほとんど何も説明とかしてくれないガイドでした。何の為に着いて来たのか正直分らない)
この日は、ようやく車で砂丘を目指すようです。
道はもちろん舗装なんてされてないので、ガタガタのボコボコ。1時間程走って、お昼休憩。
お昼休憩だけで2時間以上待たされます。「砂丘は暑いから」ってガイドは言ってましたが・・・。
結局、待望の砂丘に到着したのは夕暮れ前。
もっと早くキャンプサイトに連れて行ってほしかったです、私
段々お怒りモードのアテクシ・・・。
そしてガイドに「サンセットを見たら、キャンプに戻って夕食」と言われ、Fabcinoと二人で砂丘をエッサエッサと登ります。
(小さく写っているのが私達の泊まったキャンプサイト↓)
ああ・・・私の夢見た砂丘でのキャメルライドは、夢で終わっちゃったのね。チーン
だって、他の人達のブログを見たら、必ずと言って良いほど「サンセットキャメルライド」がツアーに入っているのになぁ~・・・。
サンセットを見るために、ラクダで砂丘の中を1~2時間歩くみたいなんですけど・・・。
キャメルに乗って、砂丘を堪能する・・・それが、サハラ砂漠でのメインイベントじゃないの?!?!?
当然ツアーに含まれていると思っていたのに・・・私が浅はかだったのか・・・
とにかく、がっかり過ぎて立ち直れません。
しかも、この日は少し雲がかかっていて、丁度良い具合に(?)お日様を隠しています。
「サハラ砂漠の夕焼け」も夢で終わりました。チーン
ちなみにサハラ砂漠で夕日が見えない確率はかなり低いそうです。
色々思い通りには行かなかったけど、それでもサハラ砂漠の砂丘は美しかった・・・
今後、サハラ砂漠のツアーに行く方がいらっしゃったら、絶対ツアー会社に確認する事をお勧めします。
「砂漠でのキャメルライド」と「砂丘でのキャメルライド」は違うんですね。
ツアーに砂丘(Sand dune)でのキャメルライドが含まれているのかどうか、申し込みの時にはぜひご確認下さい。
この為に遠路遥々サハラ砂漠までやって来たのにな~・・・残念無念。
翌日は、再びエッサホイサと砂丘を登り、日の出を見てサハラ砂漠とはお別れ。
朝食を食べて、8時半にはキャンプサイトを出発。
2時間弱でM'Hamidの町に戻りました。
さて、ここからバスでワルザザードまで戻るのだけど・・・。
「バス乗り場はどこですか?」と、ガイドに尋ねると、「午前のバスはもう出たから、バスは夕方までないよ」とのお返事。
「えええっ!バス、ないの??」ツアーを申し込んだ時にも、最終日は「ワルザザードに移動する」って言っておいたのに今になって「バスはない」は無いんじゃないの~?!?!
前もって教えてくれれば、もう少しサハラ砂漠で時間を取ってもらうとか、オプションでどこか連れて行ってもらうとか出来たのに。
これもきっちり確認しなかった私が悪いのか・・・。
今回の旅行は、本当に学ぶ事が多かったな。
それにしても、今回のガイドは、ひどかった。
アラブ人のサービスって、日本人の思っているそれとはかなり違うみたい。
必要な情報は、こっちから聞かない限り何も教えてくれない。
仕方がないので、タクシーを200DHでチャーターして隣町のZAGORAまで移動してバスを探す事に。
「ZAGORAからのバスも、今から行ってもお昼の便に間に合わないんじゃないかな」って、ガイドは教えてくれましたが、そんな情報は、もっと前に言え!!
とにかく、今回のサハラ砂漠のツアーは私にとっては大はずれでした。
『Arib Voyages』、なんであんなにTripadvisorでの評価が高いんだろう??・・・謎です。
なんとかZagoraまでのタクシーに乗り込んだのは良いけれど・・・このタクシー、ボッロボロですね。
車内は内装も破れ被れだし、窓は割れてプラスチックの板がはめこまれているし、なにより、スピードメーターとか、メーター系が全滅してます。
こんなボロボロの車でも、ちゃんと走るんだ・・・と、違う意味で感心してしまいました。
ZAGORAまでは車で1時間程の距離。
バスターミナルに急いで行ってみましたが、お昼のバスはやっぱり出てしまって、次のバスは3時間後。
仕方がないので、近くの小さなレストランで昼食を食べながら時間をつぶしました。
15:00のバスでワルザザードに向かい、到着した時には、とっぷり陽もくれていましたが、再びタクシーを捕まえて『アイト・ベン・ハドゥ』まで更に40分程の移動です。 (タクシー100DH)
ああ、移動だけで随分苦労するもんだなぁ・・・ちょっとモロッコでの移動を甘く見ちゃったかしら、私。
本当に今回は思うように事が進まないなぁ・・・
なんてことをぼんやり車内で考えていると、 Fabcinoさんの携帯にメールが・・・それを読んだFabcinoさんが私に聞きます。 「Makicina、今日って僕らの結婚記念日?!?!?」
「ありゃ、そうだった、そうだった、忘れてたね~っ!」
優しい義理妹ケティからの「Happy anniversary」メールで二人とも思い出しましたが、この日は私達の4回目の結婚記念日でした。
いや~、もう、記念日なんて忘れちゃうものですね。
あはは~