琥珀の街☆グダニスク 2泊3日
さて、ポーランド旅行3日目。
ワルシャワから鉄道を使ってポーランドの北に位置する《グダニスク》に向かいます。
正直な話、ポーランド旅行の旅程を立てるまで、ポーランドについては全く知識がなく、唯一知っていたのは首都ワルシャワだけ。
ポーランドについて、Tripadovisorで調べていて、旅行者に人気の都市ランキングの結果を見つけました。
ポーランド国内のランキング結果は以下の通り↓
1 クラクフ
2 ワルシャワ
3 グダニスク
4 ヴォロツワフ
5 ポズナン
それで、今まで聞いたこともない都市だけど、行ってみることにしたんです。
グダニスクに。
ワルシャワ 8時11分発 → グダニスク 14時26分着 移動距離328㎞ 6時間15分の列車の旅。
前日にチケットを買いに鉄道駅に行ったら、2等車は売り切れで1等車に乗ることに。
1人96PLN。
ポーランドで何に驚くって、ノロノロと進む鉄道にまず驚かされます。
平均速度 約50㎞?!
日本の各駅停車のローカル線だってもうちょっとサクサク走っているんじゃないかと。
列車に6時間以上揺られて、やっとグダニスクに到着。
駅から歩いてホテルに向かいます。
街の中心地に入ると観光客の多さにびっくり。
首都ワルシャワよりずっと賑やかで華やか。
このグダニスクの街も第二次世界大戦で破壊され、再建された町です。
グダニスクの地図。
※駅と後で紹介するホテルとレストランの場所に印をつけました。
なかなか綺麗な街です♪
メイン通りが観光客がたくさん歩いているのが分かるかなぁ~?
たくさん露店が出ていて何を売ってるんだろ~♪って覗いて歩くのがとっても楽しい!
観光客が集まる川沿いの遊歩道は人と露店であふれています。
何度行ったり来たりしたことか・・・。
観光用のクルーズ船。
ここグダニスクは、琥珀で有名なので、琥珀を売るお店がたくさん並んでいます。
私も旅の記念に琥珀を買って帰りた~い!
まずは、ちょっと琥珀について勉強しようと、琥珀博物館に入ってみる事に・・・。
入場料一人5PLN。
ここは、大昔牢屋として使われていた建物だそうで、琥珀の見学と牢獄の見学が同時に
できます。
琥珀って、昔はこんな風にとってたの???知らなかった・・・。
虫や、植物の葉などが入っている物は珍しく、価値が高いんだそうです。
↑これはトカゲか何かが入ってます。
時を封印した様な宝石なのね~。
琥珀について何の知識もない私には、この博物館、かなり興味深かったです。
私も琥珀を買って帰りた~い!と、色んなお店を覗いてみたんだけど、なかなか選ぶのが難しい。
たくさん並ぶ露店で・・・
こんなお土産を買ってみたり、
ピアスとブレスレット2点で108PLN
川沿いに並ぶ琥珀専門店で義理妹のケティの誕生日プレゼントを買ってみたり・・・。
これは45ユーロ。
どうなんだろう?
これって良い買い物って言えるんだろうか?
待て、待て、落ち着け・・・私。
これだけたくさん琥珀のお店があると「私も買わなきゃっ!!」って気になっちゃうのが怖い。
自分なりに少しずつ理解したのは「琥珀は小さなクズを買ってもしょうがない?!」
って事でして・・・。
・・・結局『これだ!!』って言うものに出会えず諦めました。
私達がグダニスクで2泊したホテルは『Gotyk House』。
夏のグダニスクは人気が高く、ホテルも早い内に手配しないと条件の良いホテルは満室です。
たまたまBooking.comの評価が高くて立地も良いと言う理由で予約したホテルは、Tripadvisorでも人気のホテルでした。
聖マリア教会の裏手に建ってます。ツイン1泊朝食付き310PLN。
この7室しかない小さなホテル、ある歴史的人物に所縁のある由緒ある建物なんですって。ホテルの説明によると・・・
この方↓
このコペルニクスの恋人だったと目される女性Anne schillingがここに住んでいたのではないかと言われています。
若干眉唾ものの話なのですが、この建物を改装工事中地下室から「Anne Schill--」って書かれた収納箱の木片が発見されたそうなんです。
だからって、ここに本当に住んでいたかどうかは誰にも分かりません。
Anneはかつてコペルニクスの家政婦をしていたドイツ系商人の娘で、
確固たる証拠があるわけではないのですが、当時の色々なゴシップネタを総合して
考えると、コペルニクスの恋人であった可能性が高いのだとか。
コペルニクスは、聖職についていた上に当時既に60代。
一方のアナ・シュリングは21歳(既婚/後に離婚)、しかもコペルニクスの遠縁。
約40歳の年の差カップルは、コペルニクスの上司や同僚にとってはスキャンダルだったらしいことが、当時のコペルニクスの上司達の手紙等にチョコチョコと記されているんだそうです。
「Anne schillingをコペルニクスの家政婦にしておくのは問題だ!」と言われ、
この年の差カップルは別れたことになっていたけれど、人目をしのんでこの建物で
逢っていたのだ(コペルニクスが住んだと言われる建物のお向かいにこの建物があるんです)と言うのがこのホテルの売りです。
このホテルにチェックインしてオファーされた部屋は、どう見ても昔は倉庫か
良くても女中部屋だったと思しき地下室を改装した部屋でして。
部屋に入るのに、いったんホテルの玄関を出て建物の裏側に周って部屋に入らなくては
いけない。
小さな窓から少し明かりが入る薄暗い部屋でした。
『ホテルの紹介写真と違いすぎる・・・』
1泊朝食付き(本日のレートで)約9,300円の部屋が、この薄暗い地下室?!?!
納得いか~ん。
ゴキブリと蜘蛛の大きいのも出てきて私のテンションはダダ下がりです。
それで、意を決してフロントに
「部屋を変えてもらえる可能性はないですか?今夜1泊はいまの部屋で良いんですが
(もう、トイレ使っちゃったし)」
と、お願いしてみました。
それで、翌日変えてもらった部屋はこちら。
あ~らまっ、素敵なお部屋♪ 昨日と違いすぎるっ!!!
このホテル、(地下室を除いては)素敵な趣のある部屋でおススメなんですけど、
人気が出てしまったホテルにありがちですが、ホスピタリティーが全く感じられない。
部屋にドライヤーも無いって、どうなんだろう?
グダニスクに宿泊するなら、立地とか諸々考えて、私はココのホテルおススメします。
→『Hotel Hanza』
観光客が集まる川岸に建つホテル。評判も良い。
予算に余裕があれば『Hilton Gdansk』は、駅からも比較的近い(1㎞以内)し、分かり易くてホテルからの景色も良いのでおススメ。
さて、グダニスク2日目。
主人のFabcinoさんの希望で、バルト海を見に行くことに。
ツーリストインフォメーションで聞いてみると、人気のあるビーチにトラムで簡単に
行けるそうなので、鉄道駅とは反対方面へ向かう8番のトラムでビーチに移動。
トラムの終点まで20分程。1人3PLN。
ポーランドのビーチに到着。
とっても広いビーチです。
最後の夏を楽しもうと、水着で甲羅干しをする人たちで賑わっていました。
私達も足だけ海に浸かってみましたが
『つッめた~ぃ!!!!』
さすがバルト海。夏でも水が冷たいっ。
グダニスクでの夕食は2晩同じレストランに行きました。
『FISHMARKT』魚料理がと~ってもおいしい!!
料金はポーランドにしては若干高目ですが、今まで食べた魚料理(日本は除いて)で
一番美味しかったっ♪
ブイヤベース
メチャメチャ美味しい!
はぁ~・・・こんな美味しいブイヤベースを作れる主婦になりたい・・・。
無理だけどね~
一皿32PLN。
このHalibutの1品、驚く程美味しい!
...ハリブタってどんな魚なんだろう?(検索)日本名『オヒョウ』
なにそれ??カレイのお仲間みたいです。
一皿46PLN。
このレストランは、観光客でにぎわう川沿いの遊歩道を歩いて10分位。
ホテルヒルトンの近くにあります。上の地図のRの所です。
夕食は予約を入れるか、6時頃に行かないと席が取れない様でした。おススメ
グダニスクは、なかなか味わい深い絵になる街でした。
翌日は、世界遺産『マルボルク・ドイツ騎士団の城』を見学してトルンに向かいます。