春のイタリア旅行③ローマ&ヴァチカン市国 パート1
オルヴィエートから列車でローマへ入ります。
今回のローマ滞在は、ツアーガイドをしてくれる神父さんドン・エリコに全てお任せ。
ドンが2泊予約してくれた宿泊施設に荷物を預け、友人達との約束の時間まで
ローマの街をちょっと観光。
ヴァチカン市国に一番近い『サンタンジェロ城』を見学しま~す♪
入場料一人 10.50€。
写真はネットから拝借
このお城、もとは1世紀にハドリアヌス帝が一族のお墓として造らせたもので、
後に、歴代の法王、かの悪名高き法王アレッサンドロ6世(ボルジャ家の長)やその次の法王等によってお城として改装されたものなんだそうです。
お城の地下のお墓だった部分は、牢屋として使われたりして、今に至るんですけど、映画「天使と悪魔」の中では、確か誘拐された枢機卿がここに捕えられてましたよね。
このお城とヴァチカンは高い塀でつながっているんですが、何かヴァチカンで起こったら、法王はその塀の上を通ってこのお城に避難できるようになっているんですって。
若干ドロドロした歴史のあるお城ですが、
このお城の一番上のテラスから見るローマは本当~に美しい!!
写真は逆光で綺麗に撮れてないですが・・・。
確かにお城としては不格好とも言えるけど、こんな景色は美しいと私は思ふ。
手前がサンタンジェロ城。その向こうに小さく写るのがサン・ピエトロ大聖堂。
さて、友人達とヴァチカンミュージアムの前で待ち合わせです。
ヴァチカンで仕事をしている、ドン・エリコの友人がガイドをしてくれました。
このお友達は、神父さんではないんだけど、神父さん達の補佐みたいなお仕事を長年ヴァチカンでされているんだそうです。
ヴァチカン入場料8€+ネット予約料4€
『特別な見学ができる!』って言われてやって来たヴァチカン見学ですが、
超特急の見学でした。
1日でも見切れない博物館を要点だけをかいつまんで3時間で見学。
その後、サン・ピエトロ大聖堂の中を自由に見学しまして、
私とFabcinoさんは地下にある歴代法王のお墓を見学しました。
慌ただし過ぎて、正直よくわかんなかった。
ヴァチカンを出て、メトロで移動。
ドン・エリコが案内してくれたのは、「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ」。
ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂があまりに有名で、あまりここに来る観光客って多くはなさそうですね。
でも、ここはキリスト教世界最古の聖堂で、ヴァチカン以前はキリスト教の中心だった場所です。
ここから歩いてサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂へ。
ここには、キリストが磔にされた時に使われた釘と、十字架の一部等の聖遺物が保管されていて見ることができます。
また、十字架から降ろされたキリストを覆ったと言われる聖骸布の写真も展示されています。
ドン・エリコは神父さんですが、さすがにこれらの聖遺物については懐疑的でした。
でも、もし、この「聖骸布」が偽物で誰かによって作られたものなら、偽の聖遺物を語る為に、とっても残酷なことが行われた・・・ってことなんですよね・・・。
やっと夕食の時間です♪
本日のレストランは『La buca di ripietta』。ポポロ広場の近くです。
胡椒のクリームパスタとカルボナーラを私とFabcinoさんはオーダー。
↑これは私がオーダーした胡椒のクリームパスタ 美味しかったけど、イタリア料理って本当~に具がないよね~。
カルボナーラをイタリアで食べたのは初めてだったんだけど、私はあまり好きじゃないみたいです。本場のカルボナーラ・・・
ローマでは、今回オーダーした様なメニューが定番みたいです。
それにしても、ローマで食べるカルチョフィ!美味しい~。
ローマの近くにカルチョフィの有名な産地があって、大きく肉厚で美味しいカルチョフィが取れるんですって。
カルチョフィって、私、イタリアで暮らし始めるまで見たこともなかったんだけど、
こんなお花みたいな野菜です。↓
写真は調理前のカルチョフィ。ネットから拝借。
今回の旅行のメンバーは・・・
神父さんをツアー・リーダーに、私達も含めて総勢10名。
主人も私も初めて会ったご夫婦もいました。
初対面の相手でも、イタリア人は何の抵抗もなく一緒に旅行しちゃう人達です。
気が付いたら、旅行のメンバーがどんどん増えてる。
夕食は、好きなものをオーダーして、シェアして頭数で割る。
大雑把な会計システム。
本日の夕食は1人30€でした。
この日は、朝9時ごろから夕食の8時まで歩きっぱなしでクタクタです~。
イタリア人って意外と文句言わずに歩くんだよね~、ノロノロと牛の群れの様に。
なんで『牛の群れ』なのかは、翌日のお話になります。
つづく