旅行記⑩アムステルダム観光☆最終日
アムステルダム観光最終日。
本日のメインはゴッホ美術館。
でも、見学の予約が17時からなので、アムステルダムの町をボートクルーズで楽しむことに。
ボートクルーズの会社はたくさんあって、1時間~1時間半のクルーズで料金は9€~16€位。
出発地も色々ですが、ルートは大体似たり寄ったりだそうです。
私達はアムステルダム中央駅の前の一番お手頃料金のボートでクルージング。
1時間のクルーズで1人9€。
ボートに乗り込んで、アムステルダムの美しい町並みを楽しみます♪
この長~いボートハウス。
最近売りに出されてニュースになったんですって。
こちらに並ぶ家はダンシングハウジーズと呼ばれているそうで、ちょっとこの写真では分かりにくいんだけど、微妙に傾いているんです。
地盤の弱いオランダの建物は結構傾いている建物が多い。
これも私の好きなテレビ番組で言ってましたけど、傾いた家に住むと健康に悪影響がでるんですってよ~。ホンマでっか?!
この2つの建物の隙間に無理やり作ったっぽい家はアムステルダムで最も小さいお宅。
学生が住んでいるって言ったかな。奥行は結構あると思うんだけど、この幅ですからね・・・どうやって生活するんだろう。↓
運河の美しいアムステルダムでのボートクルージングはやっぱりおススメ♪
アムステルダムは結構大きな町なので自分の足で散策して周るのは一苦労。
ボートなら主なポイントを気軽に体力使わずに周れます。ガイドもしてくれるし。
1時間あっと言う間のクルージングでした。
ボートを降りて歩いて再び町を散策します。
あっ!ハーリング(ニシンの酢漬け)のお店だっ♪
ちょっと腹ごしらえ。今日が最後だから、やっぱり食べておかないと。
イタリアに帰ったら生の魚なんて食べられないし。
おっ、自転車の中に猫ちゃん発見♪
オランダで出会った猫ちゃん達はみんな首輪してますね。
私は、蚤の市とかアンティーク市とか、何か「市」に出くわすのを楽しみにしていたんだけど、曜日が悪いのか、時間帯が悪いのか・・・。
それで、地図に乗っていた『Antiekcentrum De Looier (室内アンティーク市)』に行ってみました。
あれれ、写真が一枚もない。
入口は普通の小さなお店みたいなんだけど、中は結構広い・・・日本で言えば家具屋の展示場みたいな所にたくさん棚が並んでいてアンティークを見て周るのが楽しい所でした。
デルフトのアンティークタイルなんかもたくさん売ってました。
私はココで小さな色の可愛いお皿を3枚購入。
アンティークに興味のある人には楽しめる所だと思います。掘り出しものはないかもしれないけど。
さて、ホテルに戻って荷物を持って移動です。
最後の1泊だけ違うホテルなのです。3連泊でお手頃価格のホテルがなかったので・・・。
不本意だったんだけど、これが意外と良かったかも。
最後に1泊した『Best Western Premier Hotel Couture 』は、さすがにホテルの格の違いを感じました。
お部屋も十分な広さがあって素敵だし、バスルームも広い。
ツイン1泊109€。フィットネスも無料で使えるんですって。そんな時間なかったですけどね。
主人は、この部屋を大変気に入って「今後の旅行ではBest Western Premierのホテルに泊まろう!」と言ってます。私はどちらかと言うと味のある素敵なアパートメントが好みなんだけどなぁ…。
コーヒーと紅茶のセットもありがたい。
場所はアムステルダムの外れ。空港に近い場所です。
トラムの2番がホテルの前に停まります。↓
アムステルダムの中央駅からはトラム2番で20分程かかりますが、この2番は主要な観光ポイントの前を通るので観光にもとっても便利。(ダム広場・花市場・国立美術館・ゴッホ美術館等)
スキポール空港行きの列車のlelylaan駅にも徒歩10分程。
空港へはlelylaan鉄道駅から列車で7分。
追加料金1人12.50€の朝食も種類豊富でよかったし、大変満足度の高いホテルでした。
アムステルダムでの宿に迷ったら、このホテルはおススメ
この旅行の最後は、一番楽しみにしていた『ゴッホ美術館 』。
トラム2番でホテルから8分位の距離。
金曜日の夜は22時まで見学可能なので、17時からの見学をネットで予約しました。
この美術館も人気があるので予約は必須みたいです。
写真撮影は禁止。入場料17€。
ゴッホの遺族が寄贈した750点余りの作品を所蔵する美術館。
ゴッホの作品だけなのかと思っていたけど、ゴッホが交流のあったロートレックやゴーギャン、画商の弟テオの関係のあったルドン等の作品も数点づつ見られます。
有名なゴーギャンが描いたひまわりを描くゴッホの絵もココにあるんですね。
この美術館には、ゴッホが弟のテオに宛てて書いた手紙も展示されているんです。
ゴッホは画家になる事を志し、パリで画商として働いていた弟のテオは、ゴッホを金銭的にも精神的にも支えます。
ゴッホが自ら命を絶った後、弟のテオも病気で兄を追うように死んでしまうのですが、ここからゴッホの絵を有名にしたのが、テオの妻でありゴッホの義理の妹ヨハンナ 。
ゴッホがテオに書き送った600通以上の手紙を読んだ彼女は、亡き夫の為にもゴッホ本人が生きている間にはたった1枚しか買い手のつかなかったゴッホの絵を自分なりの方法で世に出そうとしたんです。
このヨハンナの賢さと情熱が無かったら、きっとゴッホの絵はゴミの様に処分されていたのだろうと考えると、この義理妹さん、本当にえらいっ!
パリではなかなか評価されなかったゴッホの作品を全てオランダに持ち帰り、母国オランダでのゴッホの評価を高め、ゴッホの書き送った多くの手紙と共にゴッホの作品を売り込んだんですって。
私、勉強不足で知らなかったんですけど、やっと納得できた気がしました。
ゴッホの絵は、ゴッホの苦悩と情熱を記した手紙と、その悲劇の人生を背景に価値が生まれたんでしょうね。
ゴッホに限らず、今でこそ評価の高い印象派を代表する画家達の中で、生きている間に世間に受け入れられていた画家はほとんどいなかったのかもしれませんね。
ユトリロもモディリアーニもロートレックもアル中の極貧生活だったみたいだし。
まともに家族を養えてそれなりの生活ができたのはモネくらい?
記念撮影用のレプリカ↑。
大変興味深い美術館で、絵画に全然興味のない主人も3時間の見学を満喫した様でした。
見学を終えて外に出ると激しい雨。寒い~っ。
近くのバーに避難して軽い夕食を取ってホテルに戻りました。
翌日は、オランダのスキポール空港からTransaviaの飛行機でべネツィア空港へ。
戻って来たイタリアはまだまだ夏日。暑~いっ
オランダは、花と自転車が溢れる運河の美しい豊かな国でした。
さすが、世界幸福度ランキング7位の国。
これにて夏の休暇の旅行記も終わり。
お付き合いくださってありがとうございました♪
行っチャオ!オランダ!皆さまも良い旅を
Buon viaggio♪